【タフになった】
グランオフィシエが続伸。祖
母ヘルスウォールは
チューリップ賞優勝、
母マーブルカテドラルは
アルテミスSを勝利。初勝利に三戦を要したが、四走前の東京2000mは1分59秒5、後続に1秒1差の大楽勝だった。二勝目は相手も手強く着差はクビながら、東京2000mを1分59秒2で走破。
ラジオNIKKEI賞は14着に終わったものの、自己条件の前走は1000m通過・57秒1という乱ペースにも惑わされることなく、1分59秒0で2着。中間の南Wの伸びも目を見張る。
対抗の
エクランドールは
フィエールマンの妹。しかし420キロ台の軽量馬、兄と比べるのは酷ではあるが、新馬戦の上がり3Fのレースラップは11秒7-10秒9-11秒1(33秒7)。対する自身の上がりは33秒1、ラスト2Fは10秒台の加速ラップで駈けた。二戦目は1000mは61秒8のスロー、前残り必至。取りこぼしのないよう、「
レイデオロ乗り」で、向こう正面でスルスルと二番手に押し上げ、上がり3F・推定11秒4-11秒0-11秒4(33秒8)という二枚腰を駆使、ゴール前は後ろをチラリと振り返る余裕さえあった。コーナー4つの中山2000m・
紫苑Sは、何もできないまま17着に敗れたが、東京なら競馬の風景が違う。
モーソンピークは重賞マイラー
プリモシーンの弟。身体のラインが姉とは違う中距離系だが、求めるものは大きい。未勝利勝ちの2分1秒6は、同週の2勝クラスと0秒2差。昇級の
富良野特別も2分0秒9で2着。暮れの栄特別は1分59秒8にタイムを短縮。長期休養明けの前走
ジャングルポケットカップも、勝ち馬の強襲には屈したが、現級の立ち位置は確認できた。
プラチナトレジャーも小差。二走前の
石狩特別の上がりは洋芝で34秒9、
釧路湿原特別の終いの脚も目を引いた。輸送減りなく470キロ前後を保てていれば一角崩し十分。攻め馬の内容など見ると
アステロイドベルトは復調ムード、ムーアJを背にワンプッシュ。負けじと
M.デムーロが、
スパングルドスターで急追。