【上位拮抗】ヴェイルネビュラは前走5着もイレ込み目立ち二千も長かった。立て直され気配良くマイル替わりも歓迎で落ち着いて臨めれば。ジャンカズマも脚力示しており今の馬場にも適性感じられ好勝負十分。前走で◎に先着のヴィルヘルムも力強さ増し争覇圏。ヒストリアノワールもリズムよく運べれば上位十分。トーホウボルツも前進うかがえ、アスカロンやビゾンテノブファロなどにも注意したい。

【カナロアの仔はやはり】ヴェイルネビュラがマイルで再出発。

　母は3勝。母の姉ミクロコスモスは、阪神JF3着。母の弟のウェスタールンドは現役8歳、アンタレスS優勝。

　気の勝った一族らしく、新馬戦はパドックで馬っ気。1000mは60秒8のミドルで展開。追走に若干モタモタ、直線を向き瞬時に加速できない感じはあったが、馬場の三分どころを根気よく押し上げ、11秒5-11秒7-12秒7(3Fは35秒9)というレースラップを35秒1で差し切り勝ち。

　サイズは486キロだが胴伸びがよく、2000mの百日草特別を試してみたが、思いのほか行きたがり、リキみ多く終い1Fでパッタリ。

　やはりロードカナロア産駒なんだなぁ…。なんて、飼い葉喰いがよく調教も手加減なし。1600m仕様に身体を鍛えなおしてきた。

　対抗のヴィルヘルムも百日草特別は伸びひと息の4着。マイル短縮に新味があり、二走前は1000m通過・1分0秒4のミドルを経験、1分48秒7というタイムもバランスもかなり秀逸だった。

　ジャンカズマは、OP特別のクローバー賞3着、GIIIのサウジアラビアRC4着。組み合わせにも恵まれた。培ってきたキャリアを結果につなげたい。

　トーホウボルツ、ヒストリアノワール、ビゾンテノブファロも好気配。

　3歳リステッドにしては低調に見えるメンバー構成。勝つのは距離短縮が効いた場合の◎ヴェイルネビュラと、前走に続いて逃げた場合の○ヒストリアノワールのどちらかと見る。

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【順当】低調な顔ぶれなら、先行力がある4ヴィルヘルムが押し切れそう。5ヴェイルネビュラは距離短縮なら流れに乗れそうで差し脚発揮が十分。2トーセンウォーリアは距離延長がプラスになりそうで一変に警戒が必要だ。8ジャンカズマは差し脚がいきる形になれば首位争いに加わりそう。7ヒストリアノワールは今回も主導権が取れれば残り目あり。

【小波乱】ヴェイルネビュラはコースが替わり決める。前向きでしぶといヴィルヘルム。芝の舞台でピクトルテソーロが力を発揮する。

芝マイルの3歳オープン戦。まだ能力が数値に反映されていないようなメンバー構成。やはりこういうときは数字が上がっているタイプは押さえておきたい。同距離数値上位の▲ジャンカズマ。平均値トップ☆ビゾンテノブファロはとりあえず押さえたい。だが筆頭は2戦のみだが◎ヴェイルネビュラ。ロードカナロア産駒の同距離コース相性をプラスしたい。相手に○ヴィルヘルム。

確実にパワーアップしてきた4ヴィルヘルムが主力。小回り向きの先行力があり好位から抜け出す。対抗は5ヴェイルネビュラで末脚はシャープでマイルでも対応できる。