【条件ピタリ】
ランブリングアレーが初重賞制覇にファイト。2歳晩秋の
白菊賞で、後の
オークス馬
ラヴズオンリーユーを相手に1分33秒9で2着し、3歳春は中山1800mのGIII・
フラワーC3着歴もある
ディープインパクトの娘。
三走前の
カシオペアSは1000m通過が59秒4のミドル、マイル通過は1分34秒0。ラスト4Fから11秒台のラップを重ね1分46秒1でオープン勝ちを決めた。二走前の
ターコイズSは、出遅れに加え外枠。抑えが効かず外を回され末を失ったが、前走の
愛知杯は1000m通過・57秒9-1800m通過・1分46秒6というハイペースを、野心あふれるロングスパートをかけ一旦先頭。勝ち馬の外強襲に首差2着に泣いたが、3着とは3馬身差の明白な力量差があった。デリケートな性格を考慮し、最終週の調教は軽め。土曜日は雨予報、しかし重馬場2着の戦績がある。
対抗は
リアアメリア。新馬・
アルテミスSを連勝し、世代No1牝馬の評判もたった同じくディープの娘。上り33秒7で
オークス4着に食い込み、GII・
ローズS勝ちなど、能力の片鱗を幾度か示してきた。前走の
エリザベス女王杯はレースレコード決着。残り1ハロン標識で脚色が鈍ったが、1000m通過・59秒3-2000m通過・1分58秒5というタフな流れを果敢に二番手で追走。0秒6差なら、距離1800mなら、巻き返し十分。ただ、重は空下手。
馬場に脚をとられるようなら代わって
ドナアトラエンテが浮上。全姉は三冠牝馬
ジェンティルドンナ、しかしデビュー戦の体重は418キロ。成長を見守りつつ慎重にレースを選んできたが、
初富士Sは自己最高の468キロにビルドアップ。腰に力がついたことでダッシュが効き、重馬場も好位ですいすい。中間の充実振りも目を引き、ぬかるんだ馬場も重賞もどんとこい。
サトノダムゼルの兄
アニマルキングダムは、
ケンタッキーダービー、ドバイワールドCの覇者。3歳秋の
秋華賞は13着とハネ返されたが、自己条件に戻り2・1着と実績を積み上げ、三走前の
新潟記念は0秒3差の5着と見せ場を作った。前走の
愛知杯はHペースを深追いし7着に崩れたが、53キロ、距離1800mなら面白い。
シャドウディーヴァは
東京新聞杯3着。腰に不安のない今なら右回りでも注意が必要。昨年の優勝馬
フェアリーポルカも連覇に向け体調整備完了。