【布石を打つ】
スルーセブンシーズが漸次良化。デビュー戦のタイムは1分52秒5、一見数字は平凡。しかし、中山の急坂を上り34秒9で急襲。父
ドリームジャーニーもパワー馬場と中山を得意としていたが、次走は良馬場条件下で2分1秒5という速いタイムを出せた。
オークスへ向け1勝を積み上げ布石を打ちたい。
オメガロマンスは、先週
フラワーCを除外。そのぶん慎重に次位としたが、姉は
オークス馬
ヌーヴォレコルト。ぶりぶりとした栗毛の姉と違い、妹はやや幅の薄い青鹿毛。仕草も子供っぽい。初陣はスタートはまずまず。ただ何かしら敏感なところがあるのだろう。道中は後方、前進気勢に乏しい。だが4コーナーすぎエンジンが点火。12秒1-11秒7-12秒0(3Fは35秒8)というレースの上りを33秒5でG前強襲。新潟や東京ならともかく、中山の急坂で33秒5という上りは格別のモノがある。血統通りなら距離延長も歓迎、逆転の単も十分。
割って入れば
エイシンチラー。デイジー賞の上りラップは11秒7-10秒9-11秒6。メンバー中第二位の上り33秒8をマークしている。前崩れの展開にも恵まれたが、
セナリストのゴール前の脚色は目を引いた。重なら
スウィートブルーム、
ナギサの粘りも軽視禁物。