※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
JRAのダート路線は
フェブラリーSでひと区切り。それ以来最初のJRAダート重賞がこの
マーチSとなる。過去の勝ち馬には
テスタマッタ、
エスポワールシチーというチャンピオン級の名前も見られるが、たいていの年ではビッグネームは不在で、混戦模様になる。加えてハンデ戦ということもあって、二桁人気馬が馬券圏内に飛び込んでくることもしばしば。
1.上がりがかかるタフなレース
過去5年のレース上がり3ハロンは37秒5、37秒7、37秒8、38秒6、37秒3。非常に上がりが掛かる一戦だ。19年は前走が佐賀記念だった
リーゼントロックが12番人気で3着、18年は前走が船橋の重賞だった
ロワジャルダンが10番人気で3着、15年は前走佐賀記念だった
マイネルクロップが6番人気で1着になるなど、地方の重いダートから臨戦した馬にも走りやすい条件になっている。
2.馬格のある馬が有利
ここ5年の連対馬10頭中、7頭は500kg以上の大型馬だった。ただでさえタフなコースで展開も厳しい流れになることから、馬格があるスタミナタイプが活躍する。18年の1番人気
ハイランドピークは468kgで9着、17年の1番人気
コスモカナディアンは480kgで12着に敗れている。
3.変わり身は少ない
過去5年で3着以内に入った15頭中、前走で掲示板を外していたのは3頭だけ。前走掲示板を外した馬の成績は[2-0-1-34]で複勝率は8.1%にとどまる。しばしば荒れるレースではあるものの、変わり身を見せて好走してくるケースはあまり多くない。
ヒストリーメイカーに期待したい。前々走の浦和記念で5着、前走の東京大賞典で4着など重賞で惜敗が続いているものの、さまざまなコースや距離で大崩れがないのは能力の証。立ち回り一つで勝ち負けに持ち込めておかしくないだろう。中山コースは初だが、タフな馬場や条件で実績があるのでこなせてよいはず。
ナムラカメタローは前走でようやく巻き返した。昨年3連勝で佐賀記念を制したように能力は高い馬。スムーズに先行できればここでも通用するだろう。
マイネルユキツバキはタフな流れが向く馬で中山替わりは良い。また、過去実績からして、この春先の時期は調子が良いのではないかと思う。
アメリカンシードはここもあっさり勝つ可能性はあると思うが、過剰人気なので評価は下げる。条件戦と重賞ではプレッシャーも違うはずで、スムーズに立ち回れるとは限らない。以下、距離短縮プラスの
デルマルーヴル、前走で中山への適性を見せた
メモリーコウ、時計のかかる馬場なら台頭可能の
ロードゴラッソ。