【上位拮抗】ゴルトベルクは丁寧に使われながら素質開花の傾向で前走2着と現級にもメド。ひと息入るも気配上々で好勝負必至。秋華賞4着などの実績持つパラスアテナは立て直され活気十分で巻き返し見込む。前走2着と復調示したフィオリキアリは好調キープ。ホウオウエミーズも力量アップ顕著で仕上がりも良好。ヴァトレニは3連勝と波に乗っており、モクレレやシングフォーユーなどにも注意が必要。

【克服】ゴルトベルクが右回りの中山も突破。祖母はエアグルーヴ、戦績は[3211]。二走前のテレ玉杯は、余力残しで1分45秒9で快勝。前走の佐渡Sは1分45秒6、上りは33秒7。勝ち馬に悠々先着を許してしまったが、相手は秋華賞でも楽しめる大物。単純に相手が悪かった。右回りにいくぶん懸案材料はあるものの、坂と3勝クラスはここで克服しておきたい。

　ヴァトレニは札幌1500mを3連勝、マイルならOPでも面白いと思っている好素材。ただ今回は除外明け。コーナー4つの1800mは思わぬ落とし穴があるかもしれない。大駆けがあればホウオウエミーズ。マーメイドSは50キロも効いたが0秒4差の5着に好走。重はオニ、道悪の走りは二・三走前で示している。フィオリキアリは、小柄だが使うたび走りが力強くなる。キズナ産駒だけに少々の道悪も気にしない。パラスアテナは紫苑S2着、秋華賞4着。自己条件なら一変があっていい。シングフォーユーは、右回りと道悪は1割引き。

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【差し注意】3ゴルトベルクは重い馬場でもこなせそうで、前走内容も含めて中心視。10ホウオウエミーズは差し脚を長く使えるタイプで善戦以上が期待できる。2ヴァトレニは試金石だが3連勝の勢い魅力で単穴にマーク。4アールクインダムは前走大敗も好位で流れに乗れれば上位争いに加われる。6ヒシヴィクトリーは休み明け2戦目とブリンカー装着での前進に注意。8モクレレは昇級戦でも折り合い次第でチャンスあり。

【小波乱】ゴルトベルクは地力アップ。ヒシヴィクトリーは粘り強い。デュアライズは追い比べで前進する。

3勝クラスの芝1800m戦。唯一の3歳は札幌の1500m戦を3連勝している☆ヴァトレニ。今回は距離延長になる中山でどこまで頑張れるか。軸抜擢するのは中山の重馬場得意な◎ホウオウエミーズ。相手にも○ゴルトベルクと▲モンテグロッソ。ほかにも△パラスアテナ、△アールクインダムなどやれそうな馬多数。

3連勝中と勢いに乗る2ヴァトレニが有力。小回り向きのスピード馬で地力がアップしているなら期待できる。対抗は3ゴルトベルクで決め脚は鋭く互角。