※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
JRAの平地競走としては最長距離の一戦。1着賞金は6200万円と他のGII戦よりワンランク上の扱いとなっており、活躍の場の少ないステイヤーにとって年間最大の目標レースとなる。また、
万葉S、
ダイヤモンドSなど長距離の上級クラスはハンデ戦が多い中で、別定戦であるということも一つの特徴。
1.先行馬有利
過去10年の勝ち馬延べ10頭の内、9頭は4角5番手以内だった。3着以内で見ても、延べ30頭中22頭は4角5番手以内。開幕週でかつ基本的に中緩みのあるレースであるから、前から組み立てられる馬が有利になる。
2.後半で速い脚を使えるか
11年は不良馬場で参考外として、12?15年のラスト5ハロンの平均タイムが60.8なのに対し、16?20年では59.5。以前に比べ後半で速い脚が求められるようになってきている。昨年は残り800?400mの2ハロンが12.0-11.4、一昨年は残り1000から600mの2ハロンが12.1-11.7、18年は残り1200から800mの2ハロンが12.4-11.6と加速力も要求されている。
3.リピーターが多い
15から17年の
アルバート3連覇は記憶に新しいが、他にも
モンドインテロが16・18・19年で3・3・1着、
デスペラードが2連覇を含む3年連続好走、
トウカイトリックが7回挑戦して4回3着以内になるなど、リピーターの活躍が目立つレース。特殊な条件であるため、他条件で凡走してきた馬も過去に好走歴があれば侮れない。
ここは昨年の覇者
オセアグレイトに期待。昨年の当レースを制して以降は結果が出ていないが、
有馬記念で0.9差、
日経賞で0.6差と中山では一線級相手でも大崩れせずに走ってきた。前走の
京都大賞典は6着も休み明けとしてはしっかり動けており、叩き2走目で実績のある舞台に替わる今回巻き返しは必至だろう。
トーセンカンビーナは当レースの特注といえる
ディープインパクト産駒。差し馬なので勝ち切るまではどうかも上位争いは期待できそう。
シルヴァーソニックは前走展開向かず結果は参考外。距離延長は問題なく巻き返してきそう。
ヴァルコスは中山がどうかも、1年ぶりの前走を叩いた上積みはありそう。以下、昨年同レース6着も条件は合うはずの
ボスジラ、おそらく過剰人気だが先行力は侮れない
カウディーリョ。