【中京でピース】本年の京都金杯は中京1600m。ピースワンパラディが、得意の左回りにターゲットを絞ってきた。2400mの青葉賞・3着入線歴があり、1800mや2000mにも好走実績を残してきたが、全5勝すべてが左回り(中京は2勝)、マイルは[4200]。勝負どころでフワフワと遊ぶ面がまだ解消できていないが、前走のキャピタルSは1分32秒8で走破、自身の1600mの持ち時計を一気に更新。ハンデは手頃、乗り込み態勢も万全、馬場も問わない。

　強敵はトリプルエースの勢い。サンタクロースHは506キロに増量。道中の手応えは抜群、以前の道中のモタつきが嘘のよう。鞍上の指示にも即座に反応、こちらも持ち時計を1分32秒6に一気に短縮してきた。ローテーションはタイトだが、年末年始を無事過ごし、さらなる上昇を最終追い切りでアピール。

　シュリもマイルは4戦3勝、当該中京1600mは3戦2勝。前走のリゲルSは武豊Jとのリズムもぴったりだった。直前追いは坂路11秒台、状態も上がっている。

　57.5キロのぶん惑星としたが、サトノアーサーは関屋記念を一気差し。左回りマイルは終い確実に末を伸ばしてくる。ロードマイウェイはGIII・チャレンジC優勝馬。キャピタルS2着で復活の狼煙をあげた。タイセイビジョンは、アーリントンC勝ちもあるが、距離はマイルでいいのか、1F短いほうがいいのか。京都金杯は試金石。

　中京施行で全く過去のデータが使えないが、オープンのレベルにあってこのコース成績抜群、ハンデも伸びすぎていない◎ピースワンパラディがいるので素直に頼ることにする。

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負！

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

【荒れ模様】距離延長で決め手不足が解消される2ケイデンスコール。前走も狭いところから良く伸びている。10シュリは今季絶好調で連勝中。重賞で通用するかの課題はあるが勢いは感じる。4ピースワンパラディは中京連対率100%。

※12/27時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　京都という名前がついていますが、今年は京都競馬場の改修工事のために、舞台を中京に移して行われるハンデ戦のGIII戦。舞台となる中京芝1600mは、向正面は緩やかな坂を上り、坂を下って、最後の直線は高低差2mの坂を再び上らなければいけないタフなコースで持続力が求められるコースです。

　本命視しているのは、ラセットです。中京芝1600mに高い適性を持つ子。近走も成績以上に終いは安定した脚が使えていますので今回のメンバーなら楽しみです。

※12/27時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　タイセイビジョンはマイルCS以来の実戦だが、京王杯2歳S、アーリントンCの重賞2勝馬。NHKマイルCでは2着レシステンシアと0秒1差。大いに見直せる素質馬だ。

　シュリも大きな可能性を秘める。良馬場ならとにかく不発がない。今回も馬場次第ではあるが、良馬場なら外せない。サトノアーサーは前走、出遅れが響いた。適度に時計を要する競馬になれば上位争い可能。スタートも決めたい。ピースワンパラディは左回りなら。

※12/27時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　今回より格の高いレースで善戦してきた馬が中心。「“前年4月以降、かつJRA、かつGI・GIIのレース”において9着以内となった経験のない馬」は2016年以降[1-0-1-39]と苦戦しています。

　また「前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差が0.5秒以上だった馬」は2016年以降[0-3-0-47]。大敗直後の馬は期待を裏切りがちでした。

　なお「前走との間隔が中4週以上、かつ“JRA、かつGI・GII、かつ1600m以下、かつ出走頭数が15頭以上のレース”において3着以内となった経験のない馬」は2016年以降[0-0-0-29]。順調に使い込んでいる馬や、実績上位の馬を重視すべきでしょう。

　今年は出走各馬がそれぞれ何かしらの不安を抱えていますから、オッズ次第で柔軟に構えるべきかもしれません。一応、ケイアイノーテック・エントシャイデン・タイセイビジョンあたりは前走の敗因が明確なので、それなりに高く評価するつもりです。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　今年、西の金杯は中京マイルで開催される。一線級が休養に入る時期のハンデ戦ということもあってか混戦になりやすく、過去10年中9年で重賞未勝利馬が制する結果となっている。

1.前走GI組に妙味無し

　過去10年、前走でGIを走った馬は[2-3-1-20]で複勝率23.1％。率こそまずまずだが、回収率は単勝が20％、複勝も41％しかない。昨年は1番人気に推されたカテドラルが17着に終わり、一昨年も2番人気サラキアと3番人気カツジが、16年も1番人気のトーセンスターダムが、15年も1番人気のグランデッツァが前走GIからの臨戦で人気を裏切っている。

2.前有利か

　2020年9月-12月に行われた中京芝マイルの古馬混合戦の成績を4角位置取り別で見てみると、4角5番手以内が[5-5-3-30]で連対率23.3％、複勝率30.2％なのに対し、4角5番手以下は[3-4-6-65]で連対率9.0％、複勝率16.7％。差し馬は2、3着までというケースが多かった。

3.過去の種牡馬別成績

　コースが改修された2012年3月以降に行われた中京芝マイルの古馬混合戦の成績を、種牡馬の連対率順(最小レース機会数15回)で見てみると、上位10頭は、ロードカナロア、アドマイヤマックス、アドマイヤムーン、キングカメハメハ、マヤノトップガン、ハービンジャー、ディープインパクト、ダイワメジャー、ハーツクライ、マンハッタンカフェの順となっている。


　レッドガランは北村友一騎手と手が合っているようで、コンビを組んだレースでは、コーナーが4つだった鳴尾記念以外は1・1・3着と安定して走っている。近走はゲートもしっかり出て好位を取れるようになっているし、左回りも問題ない。重賞でも改めて注目したい。

　レッドヴェイロンは前走休み明けで距離も長かった。左回りのマイルという条件は一番合っており、出走叶えば面白い存在だろう。ピースワンパラディは重賞ならもう少し距離があっても良いとは思うが、近走の充実度を買いたい。たまにスタートが遅れるので、その点がどうかという面はある。

　トリプルエースは成長著しく、ここ2走は時計勝負にも対応している。本来は時計が掛かった方が良いタイプで、冬の中京という舞台は合いそうだ。以下、ローテーション自体は微妙も中京替わりプラスのタイセイビジョン、ハーツクライ産駒なのでいきなりどうかという面はあるが素質は通用して良いシュリ、距離延長プラスのケイデンスコール。

【展開有利】勢いに乗る10シュリを本命視。2走前に、今回と同コースで好内容を残しているのも、高く評価した理由のひとつだ。先行指向が弱い組み合わせで、楽にいいポジションが取れそうなのも大きなプラス。相手は、04ピースワンパラディと11ボンセルヴィーソの2頭を上位に評価した。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で、初笑いを目指す。

【小波乱】ピースワンパラディは軌道に乗った。距離短縮でレッドアネモスが前進。コースが替わりケイデンスコールが浮上する。

中山金杯と比べれば、わりと平均値は機能していた京都金杯。しかし中京開催なのでこれまでのデータ実績はあまり信用しないほうがいいのかも。どちらかといえば前走値、もしくは同距離コース実績重視ではないか。やはり2走前同距離コース110◎シュリと同109○ピースワンパラディの上位となってしまう。次点い平均値トップ▲ケイアイノーテック。一発に☆トリプルエース。

確実に調子を上げてきた4ピースワンパラディが優勢。マイルで末脚がフルに引き出せる。中京は4戦2勝、2着2回とパーフェクトならチャンス。次位は10シュリで上り馬で自在性を加味しているならチャンス。▲は16トリプルエースで伸びシロは大きく55キロなら好走は可能。