【ケインズ理論選択】テーオーケインズが突っ走る。3歳春、伏竜S2着で、一旦は世代のトップをうかがった。ただローテはハード、疲れなどたまり、夏を小休止にあてたが、3歳秋の京都9Fは良馬場で1分50秒3(後続には0秒7差)。3勝クラスの摩耶Sも余裕で0秒3差の完勝、オープンのベテルギウスSは1分51秒9で2着。東京大賞典は超一線級に見せ場を作っての0秒2差。その成長の在処を、名古屋城S・1分49秒3の圧勝で示して見せた。中間気配落ちなし、GIIIにも格負けなし。

　レピアーウィットも、あけて6歳春。身体に痛い痒いがなくなり、精神もすこぶる健やか。マーチSの迫力ある馬体を遠征競馬で維持できればV2十分。ヒストリーメイカーは、東京大賞典4着。マーチSはレピアーの2着に終わったが、ホームなら互角の評価。

　アナザートゥルースは、一昨年の勝ち馬。近二走2・3着と頑張っています。年齢的な陰りはほとんどない。56キロなら、ナムラカメタローも勝負どころの動き出しが軽くなる。乱戦になればモズアトラクションの地力、末脚魅力。

　真ん中かちょい外くらいの枠が有利、前づけできる馬有利、前走大敗馬は軸にしづらいといった傾向があるアンタレスS。今年良い条件が揃う馬といえば◎ヒストリーメイカーか。脚抜きのよすぎる馬場がどうかは未知数だが、コース好走歴もある。

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【混戦模様】7歳という高齢にもかかわらず気力が満ち満ちている7アナザートゥルース。4テーオーケインズはスピードが必要な軽い馬場向き。1戦1戦成長している。3レピアーウィットは早め先頭で押し切る。

※4/11時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　阪神ダート1800mで行われるGIII戦。舞台となる阪神ダート1800mは直線が坂になっているので、そこを乗り切れるパワーと持久力を持った子を中心視して買いたい。

　本命視しているのは、ナムラカメタローです。好位からのしぶとい競馬ができる子で、地方競馬の深い馬場も苦にしないパワーもあります。年が明けてからまた一皮むけた印象。大混戦のメンバーですが、しぶとさの活かせるコースで好走に期待します。

※4/11時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　アナザートゥルースはなかなか勝ち切れないが、それでも強豪相手に堅実に上位争いを続けている。7歳でも衰えは感じられず、そろそろ白星に手が届くか。

　レピアーウィットは馬具を工夫した前走で快勝。良血馬がついに目覚めた印象だ。連勝といくか。ロードブレスも崩れないタイプ。好位で立ち回ると粘っこい。ヒストリーメイカーはマーチS2着。地方の競馬場でも上位争いに加わるが基本的には中央の砂の方が合うタイプだ。

※4/11時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　近年は前走好走馬が優勢。「前走の着順が4着以下・競走中止だった馬」は2018年以降[0-0-0-28]と上位に食い込めていません。なお「前走の4コーナー通過順が5番手以下・競走中止だった馬」も2018年以降[0-0-1-23]と安定感を欠いていました。

　さらに「“前年以降、かつJRA、かつ1800-1900m、かつ重賞のレース”において2着以内となった経験がない、かつ前走の条件が地方のダートグレード競走以外だった馬」は2018年以降[0-0-0-27]。条件クラスやオープン特別のレースを主戦場としてきた馬は割り引きが必要です。

　今年のメンバー構成なら、アナザートゥルース・レピアーウィット・ロードブレスあたりを重視すべきだと思います。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　上半期の大一番・帝王賞に向けての出発点と位置づけられるレース。以前は京都の開幕週に行われていたが、12年にマイラーズCと入れ替わる形で阪神に移ってきた。直線に坂がある阪神に替わったことで、より底力が要求されるようになっている。

1.長い距離をこなすスタミナが問われる

　阪神に移動して以降の9年間の勝ち馬のうち、8頭は前走からの距離短縮だった。唯一の例外である15年のクリノスターオーにしても、その時点でダート1900m以上の重賞を2勝していた。長い距離での実績は勝ち負けのための必須に近い条件だ。

2.前走の4角位置に注目

　過去9年間の勝ち馬のうち8頭は前走の4角での位置が3番手以内だった。2着も9頭中7頭が前走4角3番手以内だった。昨年のウェスタールンドのような大外一気が決まることはまれで、基本的には前々で流れに乗れる馬が好走しやすい。

3.マーチSとの関連性は薄い

　間隔的にマーチSから臨戦してくる馬が少なくないが、レースの質が異なるのもあってか関連性は薄い。過去9年、前走マーチS組は[0-2-4-50]で複勝率10.7%しかなく、連対した2頭はマーチSで4、11着だった。

　ロードブレスは1800mより長い距離をこなすスタミナも持ち合わせてはいるが、実績からして距離短縮はプラス。また地方の重い馬場より中央の馬場の方が向いているだろう。58kgの斤量はカギとなるが、地力の抜けたメンバーがいないここなら勝ち負けに持ち込めて良いだろう。

　アナザートゥルースは7歳になっても衰えておらず、今回のローテーションも良い。昨年は展開に恵まれず2着だったが、2度目の制覇があっても驚けないだろう。ダノンスプレンダーは前走の東海Sで馬場が合わず9着。結果は参考外でよいだろう。阪神替わりはプラスで改めて期待。

　ナムラカメタローは揉まれなければ重賞を勝つ力はある馬。阪神が未知数だが、先行力が活きるここなら巻き返しがあってよいだろう。以下、ここが試金石となるテーオーケインズ、ローテーションどうかも安定感抜群のメモリーコウ、前走休み明けで健闘したモズアトラクション。

【上位拮抗】成長めざましい04テーオーケインズを本命に推す。前走はかなり強い内容で、その能力は重賞でも十分に通用するレベル。枠番もいいところを引き当てた。相手は強いが、好走が期待できそうだ。相手は、08ヒストリーメイカーと14ロードブレスの2頭を上位に評価。多少は紛れもあるとみて、◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負したい。

【小波乱】グリムは条件が合う。集中力がアップしているアナザートゥルース。地力が増したヒストリーメイカーが続く。

GIIIアンタレスS。ダート1800m戦。さすがのオープンの重賞中距離で平均値110台も3頭いる。あとはほぼ100台。前走値も含めてのジャッジをしてきたい。筆頭は◎テーオーケインズ。4歳ですでにこの数字は能力上位。同距離コースも3走前に113あれば戦える。相手に○レピアーウィットと▲ヒストリーメイカー。一発☆アナザートゥルースで。

前走の鮮やかな勝ちっぷりから4テーオーケインズが優勢。器用に立ち回れるので相性がいい舞台でチャンス。次位は8ヒストリーメイカーで決め脚は力強く脅威。▲は7アナザートゥルースでスピード能力は高く互角。