【一騎打ち】中心は
リブースト、いかにも相手に恵まれた。新馬戦は新潟の内回り2000m、516キロで登場。父
ハービンジャー譲りの大きな骨組みながら、うーん。肌が厚ぼったく映る。仕上がりは八分がいいとこ。スタートして2F目に10秒7という速いラップが出たが、4-6Fは13秒台で推移、1000m通過は62秒7のスロー。前進気勢に乏しく馬群に押し込められ外に持ち出す機会を失い、やむなくといった形で内を突いたが、残り1Fをすぎグイとひと伸び。走破タイムは2分3秒7、上がりは34秒9と平凡でも、ひと絞り、ふた絞りはできる体つき。調教の時計からも上昇振りが伝わってくる。
相手は
ブルーグロット、逆転の逃げ切りも十分。祖
母マルターズスパーブは
フラワーC優勝。併せ馬では遅れなし、水っぽさは残すが、脚長の526キロの黒鹿毛。前進気勢が強いのだろう、白赤の耳袋を着用。ホームストレッチで一気に先頭、1000m通過は66秒4のスロー。馬場のいいところを選びながらマイペースに持ち込む。直線入り口で追い出し開始、上がり3Fを11秒9-11秒5-11秒3(3Fは34秒7)でパンチアウト。走破タイムは1分53秒5ながら、中山の急坂をダイナ
ミックなフォームで11秒5-11秒3で登坂。重賞まではどうかだが、思わぬ実力馬を発見した気分になった。上位二頭とは少し差があるように思うが、
シュンメキラリは、能力はともかく距離延びてもそうは苦にならない。9Fを経験してきた
アスタートリゴンの変わり身、
レヴォルトも3着なら。