※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
阪神Cは定量戦で、1着賞金は6700万円。GII以上GI未満という位置付けにある。マイルとス
プリント、それぞれの路線から有力馬が集まり毎年レベルの高いレースとなるが、過去10年で1番人気の連対は19年の
グランアレグリアしか例がなく、中々すんなりとは収まらない。
1.重賞実績は必須
過去10年の勝ち馬のうち、それまで重賞未勝利だった馬はいない。実績馬に比較的有利な定量戦であり、既成勢力の壁は高い。19年は
マイルCS・4着から挑んだ
マイスタイルが2番人気で13着、17年は条件戦を4連勝して挑んだ
モズアスコットが1番人気に支持されたが4着に敗れた。
2.前走馬券圏外の馬に妙味
過去10年の勝ち馬で前走からの連勝を果たしたのは1頭のみ。他の9頭中8頭は前走4着以下からの巻き返しだった。中には、前走10着から巻き返して優勝した
リアルインパクト、過去には、前走13着から一変した
キンシャサノキセキなどがおり、実績があれば前走の結果はそこまで気にしなくて良さそう。
3.距離短縮組優勢
過去10年で、距離短縮組は[6-6-7-60]で連対率15.2%、複勝率24.1%なのに対し、前走も1400mだった馬は[2-1-2-36]で連対率7.3%、複勝率12.2%、距離延長組は[2-3-1-46]で連対率9.6%、複勝率11.5%。
ホウオウアマゾンは前走の
マイルチャンピオンシップで5着。上位4頭はいずれもGI馬であり、初の古馬GIであることを踏まえれば上々の内容だった。前々で流れに乗れる馬なので距離短縮は問題ない。来年の飛躍に向けても、まずは今回の好メンバー相手に勝ち負けを期待したい。
ラウダシオンは近走案外な成績が続くが、父
リアルインパクトが連覇した舞台でもう一度見直したい。GI馬の中では妙味もありそう。
ソングラインは前走勝っているため傾向的に強くは推せないが、距離短縮はプラス。使い込まれた馬場状態も問題なくこなせそう。
ダノンファンタジーも特に大きな不安点はなさそうだが、現在の荒れた馬場状態が合うかは微妙。また、ムラのあるタイプなので期待値は低い。
以下、前走だけでは見限れないが気性的にテン乗りは不安が残る
グレナディアガーズ、前走はスムーズさを欠いた
ルークズネスト、前走はまだ良化途上だった
ケイデンスコール。