【よそ見禁止】
ラブリネスオーバーは500キロ、悠々とした懐の深い大型牝馬。中山6Fダートの新馬楽勝が示すように、基本はダートよりの
パワー型。しかし二戦目にいきなり、東京の芝7Fを1分21秒8で2着に追い上げ、レースレコード決着となった
フィリーズレビューも、出遅れを喫しながら最後までレースを投げ出さず、0秒5差の5着に追い上げてきた。平坦・洋芝の函館なら馬の気に任せスイスイ、二走前の1分8秒4は同日の3勝クラスの
UHB杯と0秒1差だった。ただ、まだ身体も性格も妙に呑気。前走はあまりの手応えのよさに、鞍上が二度三度、キョロキョロと無駄なアクションの影響も重なり、ゴール前フォームを乱してしまったが、真っすぐ勝利を目指して進めば自ずと結果は付いてくる。
対抗は現級の
モンファボリの実力。紐解けば二年前の夏、函館1200mの新馬を1分8秒7の2歳レコードで駈けたスピードスター。いつの間にか追い込み馬にかわったが、本年も函館日刊スポーツ杯2着、函館道新スポーツ杯2着、
武豊Jも癖などマスターしている。単穴は
ドロップオブライト。斤量は3キロ増えるが、本命と同日・1勝クラスを1分9秒4で快勝してきた。小柄だが
ラキエータも鞍上の指示に従い、省エネ競馬で今シリーズは2・1着。潮騒特別3着の
アラモードバイオ、同4着の
ヴィアドロローサ。大穴は
ニシノレバンテ。