【反転攻勢】プルパレイが一気の逆襲に転じる。能力の起点は3月のファルコンS。稍重条件下、1000m通過・56秒0-1200m通過1分8秒4というHペースを折り合ってスイスイ。ラチ沿いから先頭をうかがい、逃げ馬を交わしてからは楽々。NHKマイルCは明らかに距離が長く15着に沈んだが、使い詰めの影響か。パドックの気配も薄かった。函館SSは毛艶は良化、状態が上向いているのは確認できた。ただ集中力が戻っておらず、スタートで後手。うろうろ進路を探しているうちにレースが終了してしまったが、中間の追い切りは二本。最終追い切りは武豊Jが跨り、スピードや伸び脚など癖を確かめている。

　対抗は函館SS2着のジュビリーヘッド。前走印を甘くしてしまったが、二走前の船橋Sの時計通りだったかなと反省。

　タイセイアベニールは、少し寂しい体造りでも、最内をグリグリ突いて函館SS3着。惑星は距離短縮に大いに新味を感じるヴァトレニ。右回り6Fならグルーヴィット。OP二度目のトップオブメジャー、マイネルジェロディ以下、連下は手広く丁寧に。

　開催3週目ならまだ函館芝1200mは内枠有利で特に多頭数なら内から買ってみたいところ。今回が初芝というショウナンアニメはさすがに推しづらいが、1枠2番の◎マイネルアルケミーを狙ってみたい。ここ5走10、6、14、12、17着というところを見てしまうと手を出しづらいが、ローカル巧者、特に洋芝巧者なので3着なら望めると考えた。

　昨年はオープン昇級初戦で強気に函館スプリントSを選び0.2秒差の7着。札幌でTVh賞3着と馬券に絡んだのち、UHB賞は10着と大敗したが着差は0.3秒、重賞のキーンランドカップも0.3秒差には収まっていた。

　直線ぐいぐい差してくるというタイプではなく初手で取れたポジションをどこまで死守できるかという馬なので、好走チャンスがあるとしたらローカルの内枠。条件が整った今回に、3着でよいという前提で狙ってみたい。

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【混戦模様】ゆっくり休養を取って立て直してきた16マイネルジェロディ。洋芝も合っておりいきなり狙い目。9プルパレイはここ2戦重賞で大敗も敗因はある。前走も内枠でなければ違ったレースができていたはず。15ジュビリーヘッドは前走勝ち馬には離されたが正攻法で強い内容。

オープンの芝1200m戦。前走ダートから2頭。3歳は1頭だけ。その▲プルパレイだが前走は同距離コースで96。今回は斤量も1キロ上がるなかでもう少し前進ないと厳しいだろう。ならば同距離コース104◎ジュビリーヘッド。相手に○タイセイアベニールで。一発には☆グルーヴィット。

状態は確実にアップしてきた15ジュビリーヘッドが主力。函館SS2着の好走から洋芝適性は高く勝機。次位は11タイセイアベニールで展開に注文はつくが差はない。▲は9プルパレイでスピード競馬向きでロスなく運べれば好走は可能。