【飛躍準備完了】アイコンテーラーは新潟は4戦4勝、2000mも2勝。この距離は水を得た魚のように、しなやかに自在に勝利へと進む。OP入り後は、GIIIの愛知杯は0秒3差(5着)、小倉の関門橋Sは3着。前走の大阪城Sは1分45秒0でコンマ2秒差の3着と、決して得意ではない右回りの坂コースでも好記録をマークしてきた。ハンデは52キロに据え置き、前走後の調整もハードかつ密。重賞奪取に向け助走は万全だ。

　強敵はステラリア。不器用なタイプゆえ、小さな不利が生じやすい。前回の大阪杯も前が使えたり、内外コース取りを切り替えたりしたが、GI・エリザベス女王杯2着という実績は、ここに入ればピカイチ。新潟の外回り2000mは急がずとも自然に道は開け、ベスト条件となる可能性も高い。

　割って入ればシュヴァリエローズ。3歳秋は萩Sを、勝ちホープフルSにもアタックをかけた(5着)。若葉S2着、皐月賞にも出走したが(11着)、クラシックは少し荷が重い。坂コースは微妙に体力不足、前走の福島民報杯は、2着は確保したもののHペースを早めに動かして行ったのが裏目に出てしまった。折り合い第一に自分のリズムで進めれば、違ったレース運びもできる。カイザーバローズは但馬Sを上り33秒6で一閃、GIII支度が整った。57.5キロがデリケートだが、中山金杯快勝したレッドガランの地力。芝コンディションが読み辛いが、少し時計のかかるパワー馬場ならプレシャスブルーの追い込み。一転前残りの時計勝負なら、大阪城Sを1分44秒8で逃げ切ったアルサトワの前残り。

　過去10年の成績だと前走GI・GIIの格上タイプと前走準オープンの上がり馬タイプが走っていて、その間が中途半端な存在になっている印象。今回唯一の前走GI組、◎ステラリアから入ってみる。展開待ちの馬ではあるが、このレースは差し決着も多い。

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【混戦模様】馬群から離れた最後方から、直線大外を回って3着まで追い込んだ前走の7プレシャスブルー。もともと切れ味には定評があり、新潟コースで更に持ち味が活きる。
9ステラリアは強豪に揉まれ続けた経験が今回いきそう。初コースも長い直線は歓迎。8カイザーバローズは伸び盛りの4歳馬。ハンデ戦なら一気に重賞ウイナーになっても。

※5/1時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　新潟芝2000mで行われるハンデのGIII戦。舞台となる新潟芝2000mは、向こう正面のポケットスタートで、最初のコーナーまでの距離がとても長い独特なコース。それだけに逃げ先行馬はやや不利になるので、脚を溜める競馬をする子に期待したい。

　本命視しているのは、ステラリアです。近走はGI戦や強い相手に揉まれて差のない競馬ができているだけにGIII戦なら相手関係が楽になります。新潟コースは初めてですが、決め手を生かせるコースですから楽しみです。

※5/1時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　アイコンテーラーは過去4勝が全て新潟。相性の良さは疑いようがなく、亀田騎手もこの馬のことを知り尽くしている。今春の目標は恐らくここ。ベストの仕上げで臨むはずだ。対抗はアドマイヤハダル。前走・中山記念(3着)でついにハイペースを経験。そろそろグッと成績を上げてきそうな素質馬だ。アルサトワは連勝で軌道に乗った。父ルーラーシップでパワーが自慢。ステラリアは直線がたっぷりあった方がいいタイプ。ここ2走は相手も強かった。見直したい1頭。

※5/1時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　近走成績を素直に評価したい一戦。「前走の着順が4着以下、かつ前走のコースが芝、かつ前走の馬場状態が良だった馬」は2015年以降[0-2-2-57]と期待を裏切りがちです。

　さらに「“同年、かつJRAのレース”において2着以内となった経験がない、かつ前走との間隔が中7週以内の馬」は2015年以降[0-0-1-39]。順調に使い込んでいるにもかかわらず年明け以降のレースで連対を果たしていない馬は、過信禁物と見るべきでしょう。

　狙ってみたいのはアイコンテーラー・アドマイヤハダル・アルサトワ・カイザーバローズあたり。前走が好内容だったアドマイヤハダルはコース替わりもプラスに働きそうですし、無理には逆らえません。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　春の新潟開催の目玉となるレース。過去10回いずれも3番人気以下が勝利しており、ローカルのハンデ戦らしく順当には決まらない傾向にある。

1.差しが決まる

　過去10回の勝ち馬で4角2番手以内だった馬は1頭だけ。10頭の平均4角位置は6.4番手だった。主導権を取っていく立ち回りでの好走は難しく、中団あたりからの差しが決まりやすい傾向にある。

2.距離延長組はやや苦戦

　過去10回で、今回距離延長となる馬は[3-2-2-38]で複勝率15.6％なのに対し、前走も2000mだった馬は[6-5-6-69]で複勝率19.8％、距離短縮となる馬は[1-3-2-20]で複勝率23.1％。

3.重賞実績は不問

　過去10回の勝ち馬のうち、既に重賞勝ちがあったのは2頭だけ。ハンデ戦ということもあってか、それまでに重賞実績がない馬や、オープン入り間もない馬でも通用する傾向にある。

　カイザーバローズは昨年2月デビューから徐々に力を付けてきて、前走で3勝クラスを突破した。脚を溜めていく立ち回りも出来るようになっており、初の新潟もこなせそう。今回のメンバーに入っても差はないだろう。

　シュヴァリエローズは2・3歳時はGIまで駒を進めていたように元々高いポテンシャルを持つ馬。ここにきて上昇気流に乗っており、初の古馬重賞挑戦でもいきなり好走を期待できるだろう。

　プレシャスブルーは除外対象だが、新潟巧者であり出走してくればチャンス十分。

　アルサトワは距離延長組だが、ここにきて本格化しており重賞でも期待できそう。また、新潟はいかにも合いそう。以下、新潟どうかも地力上位のアドマイヤハダル、叩き3走目でさらに前進を期待できそうなステラリア、2000mは長いが鞍上替わりが不気味なレッドガラン。

GIII新潟大賞典。芝2000m戦。ハンデ戦。斤量の上下差は5.5キロ。前走値に差がついていないメンバー。ディープ産駒6頭もいる。だがあまりコース値の材料がない。比較はかなり難しい。そんななかでも指数は安定して出している平均値トップは◎ヤシャマル。狙ってみたい。相手は4歳から○ステラリアと▲シュヴァリエローズ。一発に☆アイコンテーラー。

心身がともに充実してきた2アイコンテーラーが優勢。4勝を誇る絶好の舞台なら突き抜ける。次位は8カイザーバローズで自在な脚があり時計優先の馬場への対応力は高い。▲は13ヤシャマルで左回りは堅実で新潟記念4着から侮れない。