【新潟9Fがお似合い】
ノーブルシルエットが押し切る。東京1600ダート・1分35秒2という勝ち時計が示す通り、本質は気のいいスピードマイラー。中山1800ダートも能力とスピードでそれなりに対応していたが、坂の頂上あたり、残り100mで微妙にソラを使ったり微妙に脚色が怪しくなる。
東北Sは初の小回り1700ダート、0秒1差踏み遅れたが、坂コースの中京1900ダート・伊勢Sは、1800m通過・1分52秒0というタフなミドルペースを、手一杯に0秒1差の3着に粘り地力アップを示している。新潟コースは昨夏の
浦佐特別を1分50秒1で快勝、適性の高さと動かし方は心得ている。
まともなら相手は
クリーンスレイト。3歳春の
ユニコーンSでは4番人気の支持を集めた素質馬。ただ、結果は5着。東京マイルに上り34秒7の決め手もあるけれど、コーナーのタイトな平坦の新潟9Fダートは、昨年の
瀬波温泉特別で4着という苦い経験もした。
対抗が展開に泣くようなら
ショウナンマリオが一角崩し。当コースは2歳のコースレコード勝ちを含め[3223]。右回りの
天の川Sも前走3着に踏ん張ったように、粘りも地力もアップしている。
カナリキケンも新潟ダートは2戦2勝、不思議とマクリが
ドンピシャ。近走の大敗が不可解だが、
レプンカムイは左回り9Fベスト。根気よく追えば
ヴォワドアンジェも上位が見えてくる。