※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
ダート1400mはオープン特別こそ多く施行されるが、JRA重賞は同レースと
プロキオンS(21・22年は小倉1700m開催)の2つだけ。ダートのス
プリンターにとっては数少ない大舞台となる。また、
フェブラリーSの前哨戦という意味合いもあり、GIIIにしては毎年メンバーが揃う。
1.終いの脚が求められる
ス
プリンターが多く参戦することからペースは速くなりがち。ただでさえ終いの脚が求められる東京コースで、先行馬が押し切るのは簡単なことではない。過去10年、4角5番手以内の馬は複勝率14.3%なのに対し、4角7番手以下は複勝率22.0%、10番手以下でみても複勝率24.6%と差し馬に分がある。
2.距離延長組は苦戦
過去10年で連対した延べ20頭中、16頭は前走で1400m以上の距離を走っていた。該当しない延べ4頭は
コパノキッキングや
レッドルゼルといった地力上位馬で、前走はカペラSで連対していた。目立った成績のない距離延長馬がここでいきなり台頭してくるというケースは稀。
3.若い世代が中心
過去10年で、4歳馬は連対率・複勝率共に30.8%、5歳馬は連対率20.7%・複勝率24.1%なのに対し、6歳馬は連対率13.3%・複勝率22.2%、7歳以上馬は連対率5.7%・複勝率12.9%。ダートは芝と比べるとベテランの活躍も多い傾向にあるが、スピードが要求されるこのレースにおいては若い馬中心で考えた方が良さそう。
タガノビューティーはここ2走敗れているが、2走前の
武蔵野Sは最内枠が仇となり内に包まれたこと、前走の
ギャラクシーSは実績の乏しい右回りで斤量58kgだったことと敗因は明確。得意の東京で、展開的にも差しが決まりやすいこのレースなら巻き返しを期待できるだろう。
テイエムサウスダンは2走前の
武蔵野Sで直線半ばまで見せ場があり、1400mならと思わせる内容だった。差しが決まりやすいレースのため押し切りまではどうかも、馬券圏内粘り込みなら十分あるだろう。
レピアーウィットは明け7歳で年齢の好走データに合わないが、距離短縮は明らかにプラス。外枠さえ引ければチャンスは十分にある。
ソリストサンダーも7歳馬で年齢の好走データに合わないが、距離短縮組ということで一定の評価。ただ、目標は次の
フェブラリーSであることからメイチではないと考えられ、人気するなら嫌う手もあるだろう。以下、昨年の3着馬
タイムフライヤー、差す競馬も出来る
スリーグランド、コーナーが下手な馬なので前走の中京は参考外で良いサヴァ。