【本気】
フィフティシェビーの本気度アップ。母は、あの
マルシュロレーヌの勝利で大きく知られるようになったBCディスタス優勝馬。G1は計3勝、G2からG3で5勝をあげた世界の名牝。初勝利は洋芝の1800mだったが、ダート転向は既定路線。気の荒いタピッツの仔だけに、競馬が嫌いにならないようジックリ競馬を教え込んできたが、前走の走破タイムは1分36秒5、上りは最速。東京マイルに手ごたえあり。ころはよしと、一気に調教の精度を上げ、蛯名正厩舎待望の初勝利にリーチ。
強敵は
バーリンギャップ。暮れの中山1800ダートでデビュー。馬体は緩め、闘志が空回り。5秒2差の7着と大敗したが、二戦目は体重は増えているが内から筋肉が張り逆に締まって見える。前半1000mは63秒6のミドルで展開、逃げ馬を見やりながら2番手の大名マーク。4コーナーすぎもったまま先頭に並びかけ、上り3Fは推定・12秒8-12秒5-12秒9(38秒2)。優良加速ラップで後続を10馬身チギり捨てた。
1分54秒7という走破タイムは同週の古馬1から2勝クラスより0秒7、0秒4速かった。思えば半兄
ミトラ(
父シンボリクリスエス)は、ダート短距離に勝ち星があり、
金鯱賞・
福島記念など芝でも重賞勝ち。不思議な活力と強さをもった馬だった。東京マイル替わりでも有無を言わせぬ勝利もあるかもしれない。
エルパソも小差。
ヒヤシンスSは1000m通過・59秒5-1400m通過・1分23秒1というタフな流れを二番手から0秒3差の4着に踏ん張った。
ヴァルツァーシャルは前走に当コースを良馬場・1分37秒6で3着している。
オクトニオンの前走時計は同日の古馬1勝クラスより0秒5速かった。左回りマイルなら
リンクスルーファスのひと差し。
サドルの逃げ残り注。