【ブレない】58キロでも
アルドーレがV。比較的浅いキャリアで3勝クラスを勝ちあがったが、4歳時はその1勝止まり。OP入り後の5歳時は小倉1700ダートの
阿蘇S1勝、6歳時は未勝利に終わった。7歳となった本年は長丁場にシフト
チェンジ。中京1900の
アルデバランS3着、2000mの
仁川S2着に追い上げた。9Fの
名古屋城Sは距離が短く4着に成績を落としたが、東京2100ダートの
ブリリアントSを2分7秒1という好タイムで快勝、ベスト条件を見つけた。高速馬場対応や目標タイムは前走で見えており、研ぎ澄まされた馬体を維持。斤量は2キロ増えるがレーンJならブレることなくゴールまで真一文字に伸ばしてくる。
二の筆頭は
ゲンパチルシファー。脚元の関係もあり、追い切り本数が極端に少なく、調教時計も平凡。力量や正体がわかりにくい馬だったが、昨秋・中京1900ダートの
白川郷Sを1分58秒8で快勝し、東京2100ダートの
ブラジルCを良馬場下・2分9秒6で2着に食い込み、左回りの長距離戦が適していることが見えた。休み明けをひと叩き、距離を延長。中間の調教量と質は、この馬とすればかなり高い。
ディアセオリーは目下2連勝、ダート戦績は[2001]。二走前の利根川特別の勝ち時計もかなり質が高かったが、昇級の
薫風Sは高い能力でマイルにも対応。着差はわずかだったが、いい意味で心身ともに遊びがあり、背中も四肢も長く肉厚な造りは明らかに長丁場向きのパワー型。OP、2100ダートという舞台も一足飛びに越えるだけの可能性を秘めている。
エブリワンブラックは
キタサンブラックの全弟。兄とは実績も舞台条件に違いもあるが、近二走の交流重賞を4.2着。5歳夏、さらに活気が増してきた。
レザネフォールは、ダート転向は早くから頭にあったのだろう。緒戦の阪神2000mは予測通り逃げ切りV。着差はわずかだったが1800m通過は1分51秒6、上りラップは12秒1-11秒7-12秒9と余力もあり。良馬場のHペースをしのぎ切った
レッドソルダードも差はわずか。