【顔も才能もデカい】
ヒップホップソウルは、血統・馬体のサイズ通りの牝馬クラシックを目指せる大駒。祖母は
ダンスインザムード、
母ダンスファンタジアは
フェアリーS優勝。母にも父にも似て顔はデカい(笑)。フレームはがっしり、体重は502キロ。一瞬牡馬かと見間違うほどの偉丈夫。新馬戦は12頭立て。ただト
リッキーな中山マイルの大外、スタート後の1Fは13秒4、3Fめは13秒3,1000m通過は64秒1という超スロー。腹を括ってシンガリ待機策しか選択肢がなかったが、3コーナー手前ここが仕掛けどころと判断。好位三番手の外に被せて行き、4コーナー中ほど息の入りをもう一度確かめ、直線外は有無を言わせぬ外一気。上り3Fのレースラップは11秒5-11秒8-11秒2(34秒5)、自身の上りは34秒3。3Fと1Fが速く、ラスト2Fが11秒8という変則ラップながら、終わって見れば2着に4馬身差の大楽勝。時計は凡庸ながら重賞級のスケールあり。去年の二冠馬
スターズオンアースをお手本としたい。
当面の目標は
レッドロスタム。祖母は英伝統のG1・ヨークシャー
オーク馬。兄姉に2-4勝級がゾロゾロ。この兄弟姉妹はどんな種牡馬を配しても、まんべんなく勝ち星をあげる。牡馬に出るのは長男以来。新馬戦は取りこぼしのないよう自らレースを牽引、1000m通過は63秒1のスロー。どうぞ逃げ切ってくださいという緩ペースに持込み、上り3Fは11秒1-11秒2-11秒3。父は
ロードカナロア、馬体に欠点が少なく性格も
ファイターでありながら従順。二戦目で早くも、目指すべきマイル路線に舵を切り替えてきた。
シャンパンカラーの祖母は
Baldovina、近親は
ジュエラーと
ワンカラット、骨量豊かな502キロの栗毛。パワー型だが意外に器用。新馬戦は好スタート決め1000m通過61秒6の緩ペースを中団で無理なく追走。3角手前で外目に寄せ、教科書通り残り3F過ぎ追い出し開始。レースの上りは11秒3-11秒1-11秒5(3Fは33秒9)、対する自身のソレは33秒4。フットワークは大きく、力強い加速ラップを描いた。
時計なら
ノイジーアプローチ。マーカンドJの剛腕にこたえ、力を振り絞って1分34秒7を計測。
クロスライセンスはどう馬体が成長したか。
オーシャントライブ、
ロードスパイラルも将来は3勝クラス級。