【世代のエース】
ホウオウルーレットで断然。半兄は東京大賞典を4連覇し、つい先日種牡馬入りした
オメガパフューム。父が
スウェプトオーヴァーボードから
ロージズインメイに代わり、毛色は芦毛から鹿毛に変化したが、才能はほぼ同等扱いでいい。デビュー戦は下腹がプックラ、余裕のある造り。1000m通過・63秒9のスローで展開したが、後半1000mはすべて12秒台、上がり3Fは12秒4-12秒1-12秒6を馬なり。つかまっているだけで後続には1秒1差、時計は1分53秒4。翌日の古馬2勝クラスと、わずか0秒3という快時計を悠々と叩き出した。中間坂路調整に切り替えているが、状態は上がることはあっても下がることは考えにくい。
二の筆頭は
ジャスパーグレイト。父はアロゲート、
BCクラシック、
ペガサスワールドC、ドバイワールドCを制覇した米国が誇るダートの雄。世に残したのはわずかひと世代。しかし、日本に輸入された産駒たちは、9Fダートで勝ち星続出、本馬も新馬戦は大楽勝だった。BCジュ
ベナイルは10着と散ったが、帰国後も元気。1勝クラスなら普通に勝ち負け。三番手は
カフェカルマ。デビューは中山1800m(2着)、東京マイルを1、2着と内容も高いレベルで安定している。前走後の乗り込みも質量ともに豊富。
カズラポニアンは、札幌1700ダートを2着に0秒8差、1分47秒3でレコ勝ち。まだ気性は幼く、トモ回りも緩め。
ヘニーヒューズ×
ダイワメジャー配合だけに中山9F仕様のスタミナなど課題はあるが、戸崎Jの技術に注目。
アローワンの新馬勝ちの時計・内容は将来のOP予備軍。久々になるが、
コスモルーテウスの前走時計はなかなか優秀。
ラフシーは、まだダートは二度目。底が割れていない。