【エリカの贈り物】
ラスマドレスの兄は7勝馬
ジェベルムーサ、
カテドラルは現役の重賞
タイトルホルダー。
モーリス産駒の妹も、8月の小倉・1800mの新馬戦を1分47秒3の快時計で楽勝スタートを決めた。前走の
エリカ賞は、1000m通過・59秒7という澱みのないタフな平均ラップを三番手追走、レコード決着の4着。2分0秒3という走破タイムは、1勝クラスに入ればまぶしい金バッジになる。
強敵は
ダノンティアラ。叔母はザルカヴァ、
凱旋門賞、仏
オークス、仏1000ギニー、ヴェルメイユ賞をブッコ抜いた名牝。新馬戦は典型的な上り勝負とはいえ、3Fは11秒8-11秒2-11秒0(34秒0)。直線のフォームは血統通りの一級品、中山の急坂では限界ともいえる高速数値を叩き出した。ただ、
ひいらぎ賞は428キロに減少、見るからにか細い。マイルの速い流れ、渋った馬場に音を上げたが、馬体増を念頭に、良馬場、ゆったりいける9Fなら一変があっていい。
まとめて負かせば
ルージュエヴァイユ。新馬戦の馬場は稍重、スローペースでもあり時計は1分50秒6止まりだったが、レースの上りが35秒6に対し、自身のソレは34秒7。才能豊かな良質な加速ラップをマークした。
前走時計1分47秒3の
ルミネイト。牝馬限定1勝クラスなら
オンリーオピニオン、
サンカルパも2-3着はある。