【陽はまた昇る】
アサヒのマイル転向は、きっと吉。父
カレンブラックヒル譲りの艶やかな黒鹿毛、祖母は
ウインドインハーヘア。未勝利時代東京9Fで
アスクビクターモアと五分の勝負を演じたことがあり、東スポ杯2着。しかし、どこか心身が噛み合わない、走るたびズレが大きくなる。
共同通信杯、
スプリングSは出遅れて万事休す。
白百合Sは逆に、気分よく前掛かり気味に飛ばし、勝負どころで不利を被るというチグハグなレースになってしまったが、マイルの流れなら集中力を切らすことなく、たとえ出遅れたとしても、慌てず終い勝負に持ち込める。スローの上り勝負とはいえ、中山9Fで上り33秒9という数値を叩き出したこともあり、ひと夏を越え力感も備わってきた。
対抗は3歳牝馬
クロスマジェスティ。
桜花賞は13着、9Fの
ラジオNIKKEI賞はシンガリ負けを喫したが、中山マイルは[2100]。52キロとあれば反転攻勢も可能。
北海道の洋芝があっていたこともあったが、
ジネストラは札幌
道新スポーツ賞を好タイム勝ち。高速決着は微妙に勝負どころで置かれるけれど、中山マイルは[0300]と崩れがない。
三分三厘の加速にひと癖あるが、
シャイニングフジの決め手。
ヒメノカリスの当コース・1分33秒3の快勝歴は要注意。
レディバランタインはマイルは1F延長がデリケート。ただ、先週の中山は前とインが止まらなかった。