【いい塩梅】マテンロウスカイが体力アップ。母は3勝、母の兄レッドデイヴィスはシンザン記念など重賞3勝。栗毛や馬体のラインなど、父モーリスにも似ているが、動かすと中距離系の粘っこい走りをする。新馬戦の1000m通過は60秒5のミドル、能力のはかりやすい実力勝負。ラスト3Fのレースラップは12秒1-12秒2-11秒2(35秒5)、自身の上がりは35秒0。終わって見れば後続に5馬身、2分0秒9という走破タイムは3歳未勝利と同等のHレベルだった。野路菊Sは思わぬ馬体減、3着と伸びあぐねたが、主戦の横山典Jが、この中間の調教で塩梅を確かめている。対抗はグランディア。母は切れ者で知られたディアデラノビア、ハービンジャー産駒の息子はパワーも兼備。黄菊賞は3着、1勝を積み上げクラシックの一里塚としたい。ボルドグフーシュは、スクリーンヒーロー産駒ながら決め手が武器。前走のエリカ賞はレコード決着、なし崩しに脚を使わされたがタメれば違う。同レース10着のフェーングロッテンも同様。コナブラック、タガノエスコートなど、平場だがソコソコ粒がそろった。

　キタサンブラック産駒は中京芝2000mでこれまで3頭(いずれも新馬戦)が走り2勝。しかも4番人気と5番人気。ここは1勝クラスだがクリスチャン騎乗の魅力もあるし、◎コナブラックに勝ち切ってもらいたい。

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【相手探し】前走は少頭数とはいえ、勝ち馬はGI2着馬。3着でも悲観することはない2グランディア。5マテンロウスカイは前走体調イマイチ。初戦の走りから大器なのは間違いない。3タガノエスコートは器用な走りができる。

【素質評価】自己条件に戻る、07コナブラックに改めて期待したい。高い能力を秘めているのは、未勝利を勝った内容からも明白。立て直された効果もあるようで、この中間の稽古では非常にいい動きを見せている。相手は、02グランディアと03タガノエスコートの2頭を上位に評価。堅く決まりそうなので、ここは◎-○▲の馬連・馬単主体での勝負を推奨する。

【小波乱】グランディアは心身共に成長。しぶといコナブラック。テーオーソラネルは体力がついてきた。

3歳1勝クラスの芝2000m戦。同距離コースで80台持つメンバーがズラリ。今回どれが90台に届くのかの一戦。人気はおそらく○グランディア。しかし2戦目の同距離コースで88出ている◎マテンロウスカイのほうが数値はやや上。次点に相性良いキタサンブラック産駒▲コナブラック。一発に☆フェーングロッテン。