【ダイヤモンドだね】
サンテローズは、重賞タイトルもそう遠くはない、中距離シーンのダイヤの原石。デビューは3歳夏の函館、経験馬相手に古馬1勝級を1秒近く上回る快記録で一気差しを決めた。しかし幼さ丸出し、続戦は7着に沈没。三走前の中京戦は上り33秒8、ほれぼれとする脚色で資質の違いを見せつけたが、
明石特別はまたも制御不能に陥り6着沈没。もろさも多く抱えているけれど、
夕月特別は再び攻勢に
チェンジ。1000m通過は1分3秒1という超スローゆえ、決着タイムは2分0秒7止まりだが、後半1000mは11秒8-11秒7-11秒4-11秒3-11秒4。3F・34秒1というレースラップを、自身33秒7で0秒6差の独走。依然若さは残すものの、前回あたりから坂路の動き、反応がしっかりしてきた。
タガノパッションとの差し比べが本線。
スイートピーS完勝、
オークスは最速の上りで4着突入。
ローズSは12着と崩れたが、自己条件の
西宮Sはすかさず3着と巻き返し。前走の勝ち馬
ジェラルディーナはちょっとばかり別格、まだ上積みもある。
割って入れば
カイザーバローズ。
ウェルカムSは出遅れも重なり持ち味である持久力を活かせなかったが、心身ともにリフレッシュ完了。
シュヴァリエローズは
ホープフルS5着、
若葉S2着など、クラシックにも参戦。2000mは微妙に長いが条件戦なら上位争いに持ち込める。末脚勝負の流れなら
パトリック。
オーロラフラッシュはブリンカー効果てきめん。