【血統力は偉大】ライティアの資質が一歩二歩リード。母はシンハリーズ、兄姉にアダムスピーク、リラヴァティ、アダムスブリッジ、そしてシンハライトがいる良族。3歳春はエルフィンS2着、忘れな草賞5着でクラシックを切り上げ、自己条件で2連勝をとげた。しかし一年3カ月もの休養で記憶があいまい。

　復帰戦の初音Sは馬体も緩い造りに見えたが、3頭の激しい叩き合いを小差3着。豊橋Sもハナ差競り負けた相手はヴィクトリアマイルへと駒を進めたディヴィーナです。ベストはマイル、牡馬相手、少々の道悪も血統馬はハネ返す。ただ、シャイニングフジの能力もOP級。丹波特別は明らかに先行・インコース有利の馬場だったが、有無を言わさぬナタの切れ味で外一気のごぼう抜き。パワーもあり湿った馬場も気にならない。三番手はメモリーエフェクトの前残り。上位とは少し力関係が離れているが、ヴァトレニ、ヴィクターバローズ、エンデュミオンを3着に配置。

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【軸信頼】先行して簡単には止まらない。レースっぷりが実に安定している3メモリーエフェクト。6ライティアは追ってからの反応鋭い。浜中騎手とも手が合いそう。9エンデュミオンは一瞬の隙をついて一気に浮上。

【差し届く】少頭数とはいえ、かなり先行指向が強い組み合わせ。差し優勢の展開になるとみて、04シャイニングフジを本命に推す。2勝クラスを勝った前走でも鋭い末脚を繰り出しており、久々を叩かれての上積みも確実だ。相手は、06ライティアと09エンデュミオンの2頭を上位に評価。ここはシンプルに、◎-○▲の馬連・馬単主体で勝負したい。

【小波乱】ライティアは素質十分。ヴィクターバローズは反応がアップ。エンデュミオンは距離短縮を利して踏ん張る。

3勝クラスの芝1600m戦。平均値はかなりの僅差。上位7頭が4差のなかにいる。おまけに前走値で下げている点も共通している。そんななかで前走下げていないのが◎ライティア。同距離コース97出ていればここでは軸相当。相手に平均値トップ○メモリーエフェクト。ただこれは人気上位にもなるだろう。問題はここから。▲シャイニングフジ、☆ヴァトレニで。

使い込んでの変わり身は必至な6ライティアが優勢。うまく自在な脚が生かせれば勝機。対抗は4シャイニングフジで格上げになるが能力的にソン色はない。