【通過】
マッドクールは重賞級の逸材、2勝クラスは通過点でいい。父は欧州ス
プリント界に新風を吹き込んだ
ダークエンジェル。母は欧州のGIII・1勝、愛1000ギニー2着、マルセルブサック賞3着という快速。初陣は中京の芝マイル(3着)、阪神1400ダートも試してみたが(3着)、初勝利は5月の中京・芝1400m。まだ脂肪が抜けきっておらず、終い甘くなるのを慮り積極的に逃げ争いに参戦。1000m通過・57秒2-1200m通過・1分8秒4という澱みのないラップを踏み、2着に5馬身差の楽勝。最後は手綱を緩めながら1分20秒4でゴールテープを切った。
前走の大牟田特別は前半3Fは33秒2で通過。油断なく逃げ馬の脚色を確かめつつ二番手に構え、後半3Fはを33秒7でパンチアウト。1分6秒9は同日メインの3勝クラス・
佐世保Sより0秒2速かった。適度に間隔をあけデキも維持。時計勝負はもちろん。ダート経験歴が道悪競馬にも意味を持ってくるだろう。対抗の
カフジテトラゴンも夏の小倉シリーズを1分6秒8で1勝クラスを快勝、耶馬渓特別は稍重条件下・1分7秒4で2着に追い上げてきた。重なら
ドグマも好勝負。前記二騎と比べると数字は地味だが札幌の前走時計は2勝クラスと互角だった。
シゲルカチョウは高値安定。時計がかかる馬場なら
ダテボレアス、
アビエルト、
クァンタムレルムも連下圏。