※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
菊花賞トライアルで、3着までには優先出走権が与えられる。世代の上位層の始動戦として定着していたレースだが、路線が分散し
菊花賞を目指さない有力馬も増えてきたことで、今年は
皐月賞あるいは
日本ダービーで掲示板に載った馬のエントリーが1頭だけとなった。
1.キャリア数に注目
過去10回で、それまでのキャリアが7戦以下だった馬は[9-7-9-51]で複勝率32.9%なのに対し、キャリア8戦以上だった馬は[1-3-1-58]で複勝率8.0%しかない。
2.乗り替わりは苦戦
過去10回で、前走と同騎手だった馬は[8-5-9-50]で複勝率30.6%なのに対し、前走からの乗り替わりとなる馬は[2-5-1-59]で複勝率11.9%。継続騎乗の馬を中心に考えるのが良さそう。
3.追って味があるか
コース改修以降に行われた中京芝2200mの3歳限定特別戦18レースに関して、逃げ切り勝ちは2例のみ。対して、1位の上がりをマークした馬は[10-5-2-3]で複勝率85.0%と抜群の成績。同コースは最後の直線での末脚比べになるケースが多く、先行力より末脚を重視したい。
パラレルヴィジョンは無傷2連勝中の
キズナ産駒。いずれも最速の上がりを発揮し後続を引き離す内容で、底を見せていない。今回は約3か月ぶりの休み明けで重賞初挑戦、かつ初の輸送と条件が甘くないが、末脚比べになりやすいコース設定や
C.ルメール騎手の継続騎乗はプラス材料であり、3連勝のチャンスは十分にあると見た。
ヴェローナシチーは戦績が示す通り相手なりに走るタイプ。乗り替わりのデータには合わないが、ここも大崩れは考えづらい。
ボルドグフーシュも乗り替わりのデータに合わないが、ポテンシャルはここに入れば上位の存在で、勝ち負けの有力候補だ。
アスクワイルドモアは一息入って仕上がりがどうか。調教の動きからしても、今回は良化途上に思える。以下、コース設定どうかも実績上位の
プラダリア、距離延長はプラスの
ジュンブロッサム、
青葉賞は不発も爆発力がある
レヴァンジル。