【激走カードが揃った】阪神1400m、舞台はパワー馬場。ドナウデルタの一変に注目。母ドナウブルーは京都牝馬S、関屋記念優勝、母の妹はGI7勝ジェンティルドンナというバックボーンをもつが、若馬時代は体重減に泣きクラシック参戦はかなわず。OP到達後も、ポートアイランドSは勝ったものの体調に波がある。

　馬体造りをもう一度整備し、三走前の阪神牝馬Sは1分32秒1で走破。狭いインを器用に割り、0秒1差の3着に食い込んだ。信越Sは内回り1400m、枠は18番。外々を回されるロスがありながら、最後は力でねじ伏せる完勝だった。前走のターコイズSは内目3番枠がアダ、終始回りを囲まれ動くに動けず。勝負どころの直線入り口、致命的な不利を被り無抵抗のまま11着に撃沈したが、身体はさらに大きくなり栗東坂路の動きはパワフル。阪神7Fは[2100]、重馬場は2勝。アタリの柔らかい松山Jも加点材料になる。

　対抗のギルデッドミラーは、前年の京都牝馬S2着馬。ターコイズSは15番枠でも折り合い確かに3着急追。7Fはより折り合いも確か、湿った馬場も2着という実績がある。

　タンタラスは前走・六甲アイランドSを、1週後のGII・阪神Cより0秒2速いタイムで走破。ムラはあるが気分よく動かしてやれば再度好走が見込める。スカイグルーヴは東京1400mを1分19秒9で2着。僚友たちと早めに栗東に遠征、二週前はCWで6F追い、直前の動きも上々。水分の多い7Fならロータスランドも前進必至。プールヴィルは一昨年の京都牝馬S2着、GII・フィリーズレビューなどこの距離4勝、7Fのスペシャリストです。

　阪神芝1400mはコース適性が出る。◎シゲルピンクルビーは着差としてはそこまでひどくない走りをしている。フィリーズレビューを勝ったコースに戻るここが狙い目。

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【難解】混戦になればまとめて面倒を見る脚を持っている8シゲルピンクルビー。阪神1400mは2戦2勝。4プールヴィルは6歳でもまだまだ成長している印象。休養前の前走は高く評価できる。13クリスティはここも単騎で行けるはず。穴の魅力。

※2/13時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　阪神芝1400mで行われる牝馬限定戦のGIII戦。このコースは、先行争いが起きることが多くペースが流れるが、内回りだけあってそれでも粘りが利くので内枠の先行馬から狙うのがベターでしょう。

　本命は、ドナウデルタです。抜群の決め手を持っている子で、前走は最後の直線でごちゃついたところにはまってしまいいいところが見せられていませんが、広いコースの今回は見直しです。阪神芝1400mとの相性の良さにも期待します。

※2/13時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　スカイグルーヴは3走クラスを勝っての臨戦だが、デビュー2戦目に牡馬相手に京成杯を使って2着に来た素材。じっくりと成長を待っていた点にも好感が持てる。そろそろ充実期を迎えるとみて本命視。タンタラスは前走が初の1400m。気を抜くヒマなく流れたことで最後まで集中力が持続した。この距離が合うとみる。シゲルピンクルビーはGII勝ちのある好素材。京阪杯ではジリジリと伸びて5着。悪くなかった。ドナウデルタも阪神なら。

※2/13時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　ローカル場のレース、1400m未満のレース、1600m超のレースを主戦場としてきた馬、そして先行力の高さを活かしたいタイプは過信禁物。「“前年以降、かつ中央場所、かつ1400-1600m、かつ3勝クラス以上のレース”において“着順が2着以内、かつ4コーナー通過順が3番手以下”となった経験のない馬」は2016年以降[1-1-0-57]とあまり上位に食い込めていません。

　さらに「前走の距離が1200m以下だった馬」は2016年以降[0-1-0-32]、「前走の着順が9着以下だった馬」は2016年以降[0-1-0-36]。臨戦過程も素直に評価すべきでしょう。

　今年のメンバー構成なら、ギルデッドミラー・スカイグルーヴあたりが楽しみです。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　以前は正月開催のマイル戦だったが、16年から1400mに距離短縮され時期も変更された。ヴィクトリアマイルが新設されて以降は上半期牝馬路線の序盤戦としての役割を担うようになり重要性も増している。

1.若い世代が強い

　これは条件変更前から変わらない傾向であるが、とにかく若い馬が中心となるレース。16年以降、4歳馬が[2-4-1-27]で複勝率20.6％、5歳馬が[4-2-2-25]で複勝率24.2％なのに対し、6歳馬は[0-0-3-23]で複勝率11.5％、7歳馬は[0-0-0-5]。

2.距離延長は苦戦

　過去6回で距離短縮組は[4-4-3-35]で連対率17.4％、複勝率23.9％、前走も1400mだった馬は[2-1-3-14]で連対率15.0％、複勝率30.0％なのに対し、今回距離延長となる馬は[0-1-0-31]で複勝率3.1％。阪神開催だった昨年も前走1400m以上の馬が3着以内を占めた。

3.前有利

　阪神芝1400mは直線の短い内回りであり、基本的には前有利となる。過去10年に行われた阪神芝1400mの古馬混合オープンクラスの成績を、4角の位置取り別で見てみると、4角5番手以内の馬は複勝率26.9％なのに対し、4角7番手以下の馬は複勝率13.4％。昨年の同レースは2・3着には差し馬が台頭したが、勝ったのは逃げたイベリスだった。

　クリノプレミアムはマイルを中心に使われているが、前々でしぶとさを活かすのが取り柄なので1ハロンの距離短縮はプラスに働く可能性が高そう。前走の京都金杯は軽斤量の恩恵があったとはいえ牡馬相手に5着と健闘しており、牝馬限定になるここならチャンス十分と見る。

　ロータスランドは調教の動きが抜群で久々でも仕上がっていそう。距離短縮自体は問題ないが、流れに乗っていけるかどうかがカギとなりそう。

　ギルデッドミラーは昨年の同レース2着などがあり実績上位。差し馬の分評価を落としたが、流れ次第では突き抜けても良い。

　プールヴィルは1400m巧者で阪神替わりも問題ない。年齢のデータがあるので、5歳馬より若干評価は落とした形。以下、ここ2走は道悪の影響が大きく参考外で良いアクアミラビリス、ようやく本格化してきた印象のスカイグルーヴ、前走は厳しい流れの中よく5着に粘ったジュランビル。

【混戦模様】阪神芝1400mを得意としている、15タンタラスを本命に推す。前走で見せた非常に高いパフォーマンスがその証明で、文句なしといえる素晴らしい内容。同コースの今回も、上位争いが十分に期待できる。相手は、16ドナウデルタと06アスタールビーの2頭を上位に評価。紛れもありそうなので、ここは◎○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負したい。

【小波乱】サンクテュエールは自在性がある。クリスティはコースが替わり前進。タンタラスは勢い上々。

G3京都牝馬S。芝1400m戦。基準は前走同距離コース109勝ちの◎タンタラス。だがこの数字、それ以上出ているのは111の○ギルデッドミラーだけ。ならば今回、前走より1キロ減ならば十分やれる数値ともいえる。前走のCデムと今回の川田でどうなるのかは楽しみ。次点で▲スカイグルーヴ。一発に☆プールヴィル。

展開に注文はつくが末脚は威力がある11ギルデッドミラーを推す。使い込んでの上積みは必至なら好走は必至。次位は7ロータスランドで4勝を誇る阪神コースなら鉄砲駆けの魅力は十分。▲は16ドナウデルタで他力本願だが能力は高く巻き返しは十分。