※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
天皇賞・秋、あるいは
ジャパンCの前哨戦。以前は本命サイドで決着するレースの代名詞のように扱われた時期もあったが、近年は荒れることも珍しくなく、27年ぶりの阪神開催となった昨年に関しても9番人気の
マカヒキが復活勝利を収めて波乱となった。
1.後半の脚が必要
過去10年に行われた阪神芝2400mのオープン戦の成績を前走上がり別で見てみると、前走の上がり1位だった馬は複勝率30.0%、2位だった馬は複勝率26.3%、3位だった馬は複勝率35.3%なのに対し、4・5位の馬は複勝率11.1%、6位以下の馬は複勝率15.9%。
2.スタミナはあるか
昨年の同レースは最後の上がり1ハロンが13秒0もかかるタフなレースとなり、2・3着には
菊花賞連対馬が台頭した。スタート直後が上り坂のため前半はスローペースになりやすいコースレイアウトだが、それゆえ古馬の上級条件だとロングスパートにもなりやすく、最後はスタミナがものをいう。
3.前走GIの馬
過去10回で、前走がGIだった馬は[6-5-8-24]で複勝率44.2%と好成績。対して、前走GIIの馬は[1-2-1-25]で複勝率13.8%、前走がGIIIの馬は[2-1-0-25]で複勝率10.7%。春のGIから休み明けで出走してくる馬の成績が良い。
マイネルファンロンは今年に入って
AJCCで2着、
宝塚記念で5着など一皮むけた走りを続けている。ここに向けた調教でやや重め残りなのは気になるが、GIでも見せ場を作った阪神コースのGIIなら、いきなり好勝負を期待できると見た。
ボッケリーニは今年に入って高いレベルで安定。阪神は問題なく、ここも堅実に走ってきそうだ。
ヒンドゥタイムズは好走条件に合致しないが距離延長はいかにも合いそう。
ディアマンミノルは展開次第だが、末脚は上位で一発の魅力はある。以下、相手強化がカギとなる
ウインマイティー、スタミナ豊富な
ヴェラアズール、前走の
天皇賞・春は参考外の
アイアンバローズ。