11R

エリザベス女王杯

15:40発走 / 芝2200m (右 A) / 天候:曇 / 馬場:重
5回 阪神 4日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際) 牝(指) 定量 18頭
本賞金:13000,5200,3300,2000,1300万円
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ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

4

5

7

11

13

18

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

18

相手

4

5

7

11

13

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

5

相手

4

7

11

13

18

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【絶賛開花中】スタニングローズは、まだ伸びしろと奥がある。3月のフラワーCの勝利を契機にオークスに参戦、結果は2着。七分咲きで春を終えたが、ひと夏を越え紫苑S勝利をジャンピングボードに、GI秋華賞を横綱相撲で快勝。ローザネイを起点とする薔薇一族の才能が、長い眠りから覚め再び花開いた。

 改めてレース内容を紐解くと、1000m通過は59秒7、スロー寄りの単調なミドル。内回りは先行勢有利。すばやく好位にとりつき、囲まれないようにやや外目を通り、いつでも抜け出せる構え。上り4Fのレースラップは11秒8-11秒5-11秒5-11秒8(3Fは34秒8)、スタニング自身の上りは34秒3。一瞬の脚というよりは11秒半ばの積み重ねによるロングスパートで、後続の脚色を計りながら余裕残しでフィニッシュテープを切った。1分58秒6は秋華賞の水準値といってよく、ヴィブロスと同タイム、アーモンドアイとは0秒1差、その両馬は後にいずれも再びGIタイトルを手に入れている。

 秋三戦目になるが、秋華賞はまだ薄皮一枚絞れるような体つきだった。性格はおっとり、まだ眠っている箇所もある。前走後の調教は攻めるというよりは状態維持が第一目標となったが、坂路時計はしっかり4本消化。一週前の上りは11秒9、直前は55秒5-39秒2-12秒1を馬なりだが、馬場の荒れた遅い時間帯でのものだけに数字以上に中身は濃い。1F距離は延びるが同じ内回り。2200mは引き込み線からのスタートとなり1コーナーまでが長く、立ち回りの上手いスタニングにとって迷いはより少なくなる。

 強敵はジェラルディーナの爆発力。母は7冠馬、3歳夏・条件戦3連勝を果たし、GI馬の素養と天の才が、その上りラップの中に幾度も出現。しかし性格は敏感、パドックでは紙のように燃えやすい。スローや展開に泣き重賞の壁を打ち破れずに来たが、折り合いや内外のコース取りなど課題は与えた。オールカマーは急がば回れ。変に策を弄するよりは、初心に帰りまずは中団内で我慢。ロスと摩耗を防ぎ、馬場のいいインに導き一気の強襲に成功。外回りと内回りの違いはあるものの、中山2200mと阪神2200mの適性と結果は共通点が多い。競馬週刊誌の立ち姿のまなざしを見ると、また少し大人になった。パドックでどの時間帯まで我慢できるか。返し馬まで目の離せない馬ではあるけれど、1コーナーをスムーズに抜ければ天の才が爆発。

 単穴はマジカルラグーン。父ガリレオの名を見て、いやサドラーズウェルズ系はスピード不足だろ――ワタクシもその血統論に賛成する気持ちは強かったが、だが愛オークスは道中早め先頭から二枚腰を使って先行勝ち。アイルランドのカラ競馬場は、エプソムやアスコットに比べれば確かに高低差は小さい。ロケーションは雄大ゆえ単調なコースに映るが、アンジュレーションに富み坂の数は多く、中には小さなバンケットのような坂もあるから驚き。日本でいう平坦とは違い、アイルランドのGIを勝つのはやっぱ並みじゃないよ。あまり強調材料とはならないかもしれないが、愛オークスの優勝タイムは比較対象となるスノーフェアリーより速く、前走のヨークシャーオークスは、秋の英国・牝馬G1のビッグマッチ。ちなみにスノーフェアリーはヨークシャーオークス2着。マジカルは0秒9差の5着だが、後の凱旋門賞馬アルピニスタ以下の人気馬に早めにどっとこられたが、交わされたあともレースをなげることなく最後まで抵抗していた。斤量は54キロに軽減。追い切りはダートだったが、馬体に張りがあり四肢も首も弾んでいた。戦法は先行、4角先頭のロングスパートを侮ってはいけない。惑星はナミュールオークス3着で、改めて能力のほどは示したが、秋華賞はもう0秒5流れが速かったら下手に動かず脚もたまり、4コーナーで振られる事態も生じなかったか。そのロスを、一番悔いているのは横山武J。馬体維持がカギになるが、首位圏内にあることは間違いない。

 ウインマリリンは、スーパーGII・札幌記念3着。前哨戦としては時計的には地味でも、ステップレースの中では札幌記念がやっぱり内容が一番濃い。懸案の脚も健やかさを保っており、栗東の追い切りでそれを目視。3冠馬デアリングタクトの実績もリスペクトオールカマーは完全復調、そして大人になったニュー・デアリングタクトの姿を期待したのだが、うーん。内外の差も確かにあったが、馬体の張りがひと息かなぁ…。汗をビッショリかくほど燃えるような馬だったが、妙に小さく映る。良化は期待できるが、全盛期の姿までは微妙かも。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
ワイド

8

-

18

1点 1000円

3連単1着流しマルチ
1着

8

相手

4

7

10

11

13

18

90通り 各100円

須田鷹雄の見解

 人気になるのはデアリングタクト秋華賞の1・2着馬だろう。デアリングタクトは本来の力を出し切れれば当然勝ち負けだが、前走の負け方に味が無かったというか、いかにも次走買いたいと思わせるものがなかった。もちろん使っての上積みはありうるので無印にはしないが、重いシルシにするのも躊躇われる。

 3歳馬は、過去の成績を集計すると勝率・複勝率は悪くないが回収率が単複ともに低い。特に秋華賞を連対してきた馬は人気になりやすいのだが、過去の該当馬はファンの期待ほど走っていないので回収率が低くなっているわけである。今年の馬たちがたまたま強い個体で勝ったり2・3着したりする可能性はあるが、その確証がない以上こちらもヒモとして扱うことにしたい。

 狙うべきは一見地味な前走GII組、それも4歳馬だ。牡馬相手のGIIだと京都大賞典組は過去散々だが、オールカマー札幌記念からは好走馬が出ている。府中牝馬S組もGIIに昇格してからは明らかに成績が良くなっている。負けてきた馬からも好走馬が出ている。

 ここは府中牝馬Sの負け組で好配当狙いという趣旨で◎アンドヴァラナウトから入りたい。ムーア騎乗でこれまで以上のパフォーマンスも期待できる。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
14アカイイト(11人気)
13ウインマリリン(5人気)
3ピンハイ(6人気)
11ナミュール(3人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

3

11

13

14

12通り 各400円

3連単BOX

3

11

13

14

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

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高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

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netkeiba関西本紙

予想印
11ナミュール(3人気)
3ピンハイ(6人気)
13ウインマリリン(5人気)
8アンドヴァラナウト(9人気)
5マジカルラグーン(8人気)
10スタニングローズ(2人気)
14アカイイト(11人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

3

5

8

10

13

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

3

相手

5

8

10

13

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

13

相手

3

5

8

10

14

30通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

【混戦模様】秋華賞ではゲートをしっかり出て成長を感じる走りを見せた11ナミュール。勝ち馬とは通ったコースの差で今回は逆転可能。惜敗続きの鬱憤を晴らす。3ピンハイは前走の内容が秀逸。前が楽に先行している中、外を回って直線だけで一気に突き抜けた。春に比べて確実にパワーアップしている。古馬では好メンバーの札幌記念で3着に入った13ウインマリリン。先行して簡単には止まらずレーン騎手とも手が合いそう。

元騎手ならではの視点、展開重視 鈴木麻優の予想

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鈴木麻優

予想印
11ナミュール(3人気)

鈴木麻優の見解

※11/6時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 阪神芝2200mで行われる牝馬限定のGI戦。本命視しているのは、ナミュールです、秋華賞2着馬で3歳牝馬クラシックを盛り上げた1頭。

 前走の秋華賞では勝ち馬には届かなかったものの、終いからの伸び脚は勝ち馬以上に目を引くものがありました。馬も一回り成長しひと夏を越しての成長を感じます。一叩きされた今回でGI初制覇に期待します。

競馬記者の決断 鈴木正の予想

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鈴木正

予想印
18ジェラルディーナ(4人気)
10スタニングローズ(2人気)
11ナミュール(3人気)
13ウインマリリン(5人気)
7イズジョーノキセキ(10人気)
14アカイイト(11人気)

鈴木正の見解

※11/6時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 オールカマーを制したジェラルディーナから入りたい。パドックは常にうるさかったが、前走はいい意味での気合に転化できていた。坂でもしっかり。血統の良さがついにかみ合ってきた。ここでビッグタイトルか。

 スタニングローズ秋華賞を制し、ここ5戦で4勝の安定感。好位で構え、ラストもいい脚を使える。ここも好勝負。ナミュール秋華賞2着。秋を迎えての成長が顕著でここも楽しみ。ウインマリリン札幌記念3着。体調の良さはお墨付き。

魅せるデータ力 伊吹雅也の予想

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伊吹雅也

伊吹雅也の見解

※11/6時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 府中牝馬Sを経由してきた馬が中心。「前走のレースが府中牝馬S以外だった馬」は2018年以降[1-1-3-48]で、3着内率が9.4%どまりです。ちなみに、3着以内となった5頭のうち3頭は、前走の条件が“牝馬限定以外かつ重賞”、かつ前走の距離が2200m未満でした。

 あとは直近のパフォーマンスも重要なポイント。「前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差が0.6秒以上、かつ“前年のエリザベス女王杯”において5着以内となった経験がない馬」は2018年以降[0-0-0-27]なので、過信禁物と見るべきでしょう。

 なお「調教師の所属が美浦の馬」は2018年以降[0-0-0-22]とまったく上位に食い込めていません。

 積極的に狙ってみたいのはアカイイトアンドヴァラナウトイズジョーノキセキあたり。それぞれコース替わりは問題ないと思います。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 秋の女王決定戦である一方、2200mという特殊な条件で行われるため波乱も珍しくない一戦。昨年同様に阪神の内回りで行われ、トップスピードよりはタフな条件を走り切るためのスタミナが要求されるレースになるだろう。

1.前走GII以上

 過去10回で、前走GI・GII組(海外含む)が[10-9-8-90]で好走馬のほとんどを占めており、上がり馬や前走GIII組はあまり通用していない。

2.前走着差に注目

 前走大敗した馬の巻き返しは少ないレース。過去10回で、前走勝利していた馬は[2-3-3-36]の複勝率18.2%で、負けた馬でも着差が0.0?0.2秒だと[3-3-2-30]で複勝率21.1%、0.3?0.5秒だと[4-2-4-22]で複勝率31.3%あるのに対し、前走0.6?0.9秒負けていた馬は[1-2-1-35]で複勝率10.3%、1秒以上負けていると[0-0-0-20]。

3.図太く脚を使えるか

 昨年の同レースはラストの上がり3ハロンが36秒5もかかり、33秒台の上がりが要求されるようなスピードレースで勝ち切れていなかった馬が上位に台頭した。今年に関しても、昨年ほどではないにせよタフなレースになると予想し、図太く末脚を伸ばせそうな馬を中心視したい。

 ウインマリリンは昨年のこのレースで16着に惨敗するなど一時期リズムを崩していたが、前走の札幌記念で3着と復調気配。調教を見るにさらに状態を上げてきており、勝ち負けまで持ち込めて良いと見る。

 スタニングローズは夏を越して成長し、秋華賞は正攻法の立ち回りで勝利。阪神において距離延長がプラスに働くかは未知数も、ここも上位争いは必至だろう。

 ジェラルディーナは前走のオールカマーが強い内容。元々GIクラスの実力はある馬で一気の戴冠があってもおかしくない。

 アカイイトは昨年と同じローテーションだが、府中牝馬Sで離されての10着だった点は気がかり。どこまで巻き返してくるかは展開に左右されそう。以下、高速馬場向きだが末脚上位のナミュール、状態未知数もコース設定は合いそうなマジカルラグーン、実績断然のデアリングタクト

前半3ハロン理論 小林誠の予想

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小林誠

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

13

相手

4

7

10

11

15

18

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

13

2着

10

相手

4

7

11

15

18

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

13

2着

18

相手

4

7

10

11

15

30通り 各100円

小林誠の見解

【先行粘る】明日の阪神競馬場周辺は、朝から雨が降り続く見込み。しかも先行指向が弱い組み合わせで、舞台は内回りの芝2200mだ。そう簡単には差せないとみて、本命には13ウインマリリンを推す。宝塚記念で復調の気配を感じさせており、前走の札幌記念で久々に3着好走。ようやく立ち直った実力馬に、大舞台での活躍を期待する。相手は、10スタニングローズと18ジェラルディーナの2頭を上位に。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負したい。

アグレッシブ予想 藤村和彦の予想

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藤村和彦

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

7

相手

3

4

5

10

11

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

4

相手

3

5

10

11

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

3

相手

4

5

10

11

15

30通り 各100円

藤村和彦の見解

【小波乱】イズジョーノキセキは態勢万全。地力があるデアリングタクトピンハイは体力がついてきた。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

4

7

8

13

14

18

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

14

相手

4

7

8

13

18

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

7

相手

4

8

13

14

18

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

GIエリザベス女王杯。昨年は指数がまったく機能せず。今年は荒れ期待で望む。日曜日は雨予報もあり。キレ一辺倒ではなくパワーも重視していく。人気ないならば愛オークス馬◎マジカルラグーンを狙う。相手に昨年同距離コース113○アカイイト。好成績の府中牝馬S組から▲イズジョーノキセキ。一発に平均値トップ☆デアリングタクト。△は海外名手たちの手腕に期待してみる。秋華賞組まで打ちたいが印届かず。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

3

4

7

11

13

18

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

11

相手

3

4

7

13

18

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

7

相手

3

4

11

13

18

30通り 各100円

田沼亨の見解

秋華賞馬10スタニングローズが優勢。阪神は3勝と相性は抜群。先行策から抜け出す。次位は11ナミュールでGIの好走から切れ味は上位。展開次第では逆転もある。▲は7イズジョーノキセキでスタミナは豊富で距離延長は歓迎。一発の魅力を秘める。

厳選予想 ウマい馬券