【主役はワタシ】バレリーナが仕切り直し。夏の小倉を鮮やかなレース運びで2着を0秒6差にチギり捨てた快速馬。小倉2歳Sもあやわの2着に好走したが、連闘策はやはり痛みを伴う。クラシックには乗れず、復帰戦の前走も10着に終わったが、調整期間を設けCWで長め6F追いを2本積み、6月初旬に函館入り。Wで5F追いを3本、リフレッシュなった。華奢でデリケートな牝馬は滞在効果も大きい。

　対抗のモリノドリームは、前年札幌シリーズで2勝をあげ、急坂の中山を1分8秒0で駆けた好素材。こちらも来道準備は万端です。

　単穴はクリダーム。函館2歳S2着、滞在・平坦で大変身の予感。

　ワックスフラワーの勢い、ショウナンアメリアの地力。ヤマニンルリュール、クラリティスケール以下、連下は丁寧に。

　函館芝1200mで注目したい種牡馬の1頭がモーリス。このコースで通算[6-3-2-29]で複勝率27.5％はそこまで高くはないのだが、人気薄で好走する馬が多く、回収率は単226％・複128％と高い。超大穴1頭だけで回収率を跳ね上げたというわけではなく、昨年このコースで馬券に絡んだ馬は1、4、5、7、10、12、13番人気。売れっ子種牡馬にありがちな「新馬戦で着度数を稼いでいる」という面もなく、馬券に絡んだ11頭のうち2歳は1頭だけ。古馬条件戦で狙うのは間違っていない。

　◎モリノドリームは前走で同級2着しているので穴馬ではないが、軸として頼るにはちょうどよい。また昨年の札幌芝で変わり身を見せ連勝した馬なので、モーリス云々以前に洋芝適性は明らかだ。

　○▲には3歳馬を取った。降級が廃止されたあとこの時期の条件戦は3歳が有利。ただ○▲はオープンとはいえ負けが続いた後なのでこの評価にとどめた。

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【混戦模様】早くから目標をここに定め、しっかり仕上げてきた6モリノドリーム。8クリダームは函館では2戦2連対。この舞台を待って開幕週にエントリー。7ヤマニンルリュールは滞在競馬だと一変の可能性を秘めている。

2勝クラスの芝1200m戦。前走ダートから2頭。平均値では3歳勢は下位になっている。やはり筆頭は平均値トップでもある◎モリノドリーム。相手に3歳から○ワックスフラワーと▲バレリーナ。次位には前走値良い☆リトス。

久々を叩かれた効果は大きい10ワックスフラワーが優勢。小回り向きで先行策から抜け出せる。次位は6モリノドリームで洋芝適性は十分で滞在競馬も合う。▲は11ショウナンアメリアで自在な脚があり逆転は可能。