【弱点解消】
アップストロークが平坦・滞在競馬の9Fで再起を図る。初勝利はデビュー二戦目、小倉9Fを好タイムで勝ちあがった。3歳6月の若馬時代ながら東京10Fに1分59秒5という3着歴があり、坂コースの9-10Fで掲示板にしばしば名前があがった。
ただ中距離ではパンチ不足、マイルに距離を短縮、戦績や着順は1600mのほうがやや上。しかし、煮え切らないレース運びは依然として同じ。ならば函館――まず坂という課題がなくなる。平坦なら9Fでも終いの伸びは鈍らない。2点のプラスが加われば現状打破の計算が成り立つ。ちなみに函館入り後、調教の動きも際立っています。
対抗は
バガン。仕掛けどころが遅れ、あと一歩勝ち星が遠いが、小倉・福島の9-10Fを主戦場に上位争いを繰り広げてきた差し馬。重馬場は苦にせず、初遠征になるが函館の洋芝は楽しみの方が大きい。
コスモフーレイはスパッとは切れないものの、いかにも洋芝向きの
パワー型。マイルから1F延長策が思わぬ好結果をもたらすかもしれない。
コスモエクスプレスもデキはいい。平坦・滞在がワンプッシュの材料になりえる。
プリティユニバンスは
二王子特別2着、
グランドゴールドは
飯盛山特別2着と好調線上。3歳馬
ダークブロンドの可能性に要注意。