【抜かりなし】
カズプレストは、JRA再転入馬。芝も走らせたが、JRA入りしてダート戦績は[2-2-0-1]と底を見せていない。坂コースの1400mに好記録や良績がある馬は、ローカル1700ダートとリンク率はかなり高い。前走の鶴ヶ城Sを1分43秒9で走破、0秒2差の2着に粘り込み、スピードや力量と同時に右回り適性も示した。日程と輸送を考慮し直前は軽めながら、先週金曜日の坂路調教は上り11秒9が馬なりで出た。相手方の斤量も軽くなるけれど、1kg減の57kgならさらに動き出しが機敏になり、レース精度も一割増しになるだろう。
逆転があれば
キャリックアリード。4歳ながらこちらも[3-0-2-0]とキャリアは浅く、3歳8月の新潟では2着を1秒1チギる大楽勝、次走の東京マイルは後続に1秒4差の大差勝ちをおさめた。ちなみに1分37秒3という走破時計は同日の2勝クラスのタイムを0秒8上回っていた。前走の三条Sは痛恨の出遅れ、しかし着差わずかは0秒1。コースやコーナーを問わない器用さを備え、初の1700ダートにも不安は少ない。
単穴は
メンアットワーク。3歳6月の東京1600ダートを1分36秒0で走り(2着に1秒5の大差勝ち)を契機に、福島の1勝クラス、札幌の2勝クラスで3連勝を果たした好素材。体調整備が難しいタイプだが、前年の流れを振り返ると旬は夏。併せ馬では遅れをとったものの、手加減なしに一杯に追うことができ上積みも期待していい。
レッドラパルマは鶴ヶ城Sは1番人気に反し4着。敗因は休み明けか、難しい性格のよるものか。レース内容にムラはあるものの、力量そのものは互角と言っていい。
レイニーデイは5歳ながらダートは[3-0-2-4]、ローカル1700ダートに一発大駈けの魅力。
セイルオンセイラーのスピードとコース実績も見逃せない。