【スピードスター】
ハコダテブショウが快足を飛ばす。
ながつきS・1分8秒4のレコ勝ちを誇る、6Fのスピードスター。テンのスピードは群を抜くが、ただしハナを切れないと危うい。戦法や性格をラ
イバルたちも知っており、二走前の
カペラSは11秒3-10秒1-10秒8(3Fは32秒2)という、芝GI・ス
プリンターSに匹敵するペースで先手を奪いに行ったものの、他も息を入れさせてくれない。残り1Fで失速、7着沈没は仕方ないか。続く前走の
ジャニュアリーSは、今度はスタートで躓くロス。先頭に立つまで時間を要し、前半脚を使ったぶん急坂で甘くなってしまったが、0秒2差には踏ん張った。福島1150mは平坦に近く、芝からのスタートも中山で慣れている。気性が勝り南Pコースでしか調教できないけれど、テッポウ実績もあり58キロも前走で経験済みだ。
対抗は
マルモリスペシャル。オープン緒戦の松風月Sは流れに戸惑い密集馬群を捌けず0秒5差に伸びあぐねたが、クラスの流れは体感できた。4月の福島戦の1分7秒6・上り36秒4はお見事。泉谷Jも仕掛けどころとコース適性に手応え十分。割って入れば
チェイスザドリーム。性格は超敏感、ゆえにイレ込みの少ない現地競馬が主体だった。距離バンドも狭かったが、クラスや1200mの距離など経験を重ね、今回の福島は前日入厩。
テンションの高さを抑えることが可能になり、1150mも
ドンピシャ。
エリモグリッターは追い込み一辺倒イメージとは異なり、当コースは[1100]。良質で安定した短距離の差し馬に変貌する。
安達太良Sは昨年は3勝クラスで行われたが、今年はオープンに格上り。
クインズメリッサは前年の
安達太良Sを1分6秒6で快勝している。
アーバンイェーガーもイメージと異なり福島ダートは[0201]、1150ダートに2着強襲がある。