【力量互角】スパイダーゴールドの勢いが止まらない。未勝利脱出は遅め、復帰戦は昨年夏の湯沢特別。ペースはスロー、典型的な上り勝負となったが、ラスト4F・11秒8-11秒0-11秒3-11秒8(3Fは34秒1)という高速ラップを、自身の上りは33秒5、悠々の2馬身半差で完勝。続く東京10Fのオリエンタル賞を上り33秒4で連勝し、前回のアメジストSは全体時計を一気に1秒2、1分57秒7に短縮。しかも2着には0秒4差とその差をさらに広げた。まだ若干線の細さは残るものの、56キロ、平坦のGIIIなら好勝負必至。

　強敵はカレンルシェルブル。オープン入りし、中山金杯7着、白富士Sは4着。決して得意とは言えない右回りで、福島民報杯を力強い強襲劇を演じた。新潟は破壊力がさらに活かせる。

　道中インでじっと我慢させなくてはならないが、左回り巧者ヤマニンサルバムも流れに乗れば単式圏。プリンシパルS優勝時の馬体と気迫を取り戻したセイウンハーデス。59キロでもカラテ。キラーアビリティも差はわずか。雨が降ればハヤヤッコが台頭。

　新潟大賞典は前走着順の良い馬が素直に来る傾向がある。今回前走クラスを問わず掲示板に載っていた馬は4頭。このレースは高齢馬が走ることも多いので、◎ハヤヤッコに期待した。

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【難解】2走前の小倉大賞典でも大外を回りながらラストの伸びが目立っていた9ロングラン。道悪歓迎のタイプで、ここで大仕事の予感。16ハヤヤッコは極悪馬場で勝ち切った函館記念が忘れられない。6セイウンハーデスは使われて体調は更にアップ。

※4/30時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　新潟芝2000mで行われるハンデのGIII戦。舞台となる新潟芝2000mは、向こう正面のポケットスタートで、最初のコーナーまでの距離がとても長い独特なコースです。本命視しているのは、セイウンハーデスです。着実に勝ち上がり力を付けている子で、前走は初めての古馬相手のレースで快勝。自在性がありますし、好位からの決め手を使えるので、2週目のキレイな新潟馬場も魅力です。まだ伸びしろを感じる走りから先々も楽しみな1頭です。

※4/30時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　4連勝中のスパイダーゴールドがもう一丁。前走アメジストSは速い流れを好位で耐え、ラストを加速ラップで押し切った。重賞でも好走できるポテンシャルを見せたと言っていい。新潟にも実績がある。対抗はアイコンテーラー。少し太く見えた愛知杯も2着。新潟では4勝とコース適性も抜群。久々となるカラテだがロングシュートは得意。新潟も得意。キラーアビリティの見直しも。

※4/30時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　基本的には前走好走馬を重視した方が良さそう。「前走の着順が6着以下、かつ前走のコースが芝、かつ前走の馬場状態が良だった馬」は2015年以降[0-1-1-51]です。

　あとは年明け以降の戦績も素直に評価したいところ。「“同年、かつJRAのレース”において2着以内となった経験がある馬」は2015年以降[7-3-5-28]で、3着内率が34.9％に達しています。なお、この経験がなかったにもかかわらず3着以内となった9頭のうち8頭は、前走との間隔が中9週以上でした。

　今年はアイコンテーラー・カレンルシェルブル・スパイダーゴールド・セイウンハーデスあたりが楽しみ。いずれも特に不安要素が見当たりません。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　春の新潟開催の目玉となるレースで、上半期のローカル中距離路線を締めくくる一戦という側面もある。力の拮抗したメンバー構成によるハンデ戦ということで大荒れも珍しくなく、直近の1番人気の勝利は06年のオースミグラスワンまで遡る。

1.前走の着順に注目

　過去10年の勝ち馬10頭中、8頭は前走で4着以内だった。荒れやすいレースではあるが、大敗して人気を落としていた馬が一気に変わり身を見せて勝利ということは稀。ただし、2、3着には前走10着以下だった馬が4頭いる。

2.前走上がりに注目

　過去10回に関して、前走上がり順位別のデータを見てみると、前走の上がりが1位だった馬は[4-3-3-11]で複勝率47.6％に上る。一方、6位以下だった馬は[2-5-3-72]で複勝率12.2％。

3.重賞実績は不問

　過去10回の勝ち馬のうち、既に重賞勝ちがあったのは3頭だけ。ハンデ戦ということもあってか、それまでに重賞実績がない馬や、オープン入り間もない馬でも通用する傾向にある。

　カレンルシェルブルは長く脚を使えるタイプであるから、新潟外回りは合う。前走の福島民報杯の勝ちっぷりからは本格化の兆しを感じさせ、今回は重賞初制覇のチャンスと見る。

　カラテは叩き良化型のため久々がどうかも、GIIIなら力上位。新潟も合う馬だ。カイザーバローズは昨年の2着馬。近走案外だが前走の末脚には見どころがあり、変わり身があってもおかしくないだろう。

　キラーアビリティはGIIIなら実績断然。ハンデが重くなりそうだが、マークは外せない。以下、コース替わりがカギとなるスパイダーゴールド、使った上積みがありそうなセイウンハーデス、重賞で好走を続けるアイコンテーラー。

GIII新潟大賞典。芝2000mのハンデ戦。斤量の上下差は4キロ。59キロが2頭いるのに軽量がいない。僅差のハイレベル混戦ということなのだろう。4連勝中○スパイダーゴールドはハンデも魅力あるが平均値はまだ下位。これが鞍上ルメールでなくてどうなるか。狙うならば同斤量◎セイウンハーデス。次点に▲ヤマニンサルバムでいく。一発には☆ピースワンパラディ。かなり難しいレースとなった。

左回りで4連勝してきた15スパイダーゴールドを推す。自在な脚があり先行策から差し切れる。次位は6セイウンハーデスで左回りは実績があり能力は互角。▲は7カレンルシェルブルで決め脚は鋭く大駆けの魅力を秘める。