【
オルフェーヴル感が表に】
ミクソロジーは、まだキャリアは[4113]。430キロ台と小柄な栗毛牡馬だが、父
オルフェーヴルの成長力とスタミナを受け継ぐステイヤーへと絶賛確変中。二走前の阪神2200mの走破タイムは、メインの
エリザベス女王杯と2秒差あった。しかしムーアJがフォームを正し叱咤激励、直線の脚色と
パワーは格段に向上した。
万葉Sは前半1000mは59秒9のミドル、中盤の1000mは一転スローで展開。最後の1000mは11秒台のHラップが3連続現れる、緩急の大きな厳しいレースとなったが、中団内でジックリ脚をためレコ勝ち。マラソンレースのお手本となるレース構築をわずか一戦で成し遂げて見せた。
ステイヤーは総じて調教タイムは地味。稽古掛けする
ロータスランドに一週前はアオられたが、直前軽めという調教メニューは予定通り。対抗の
レクセランスはGII・
アルゼンチン共和国杯4着歴もある実力派。
万葉Sは昨年2着、本年は4着に順位を落としてしまったが、差は0秒5差、上りは最速。右回りより明らかに左回りに適性が高く、今回は本命と負担重量も同じになる。
割って入れば
マリノアズラ。三走前の六社Sでは、後の
アルゼンチン共和国杯優勝馬
ブレークアップとアタマ差の接戦を演じた。
古都Sで先着を許した勝ち馬は
ステイヤーズSでも2着入線を果たし、長距離適性も改めて確認できた。前回の
グレイトフルSは14キロ増と重め残り。3000mを走ったあとだけに2500mのペースは忙しく、体を使いこなせず伸びひと息の6着に終わったが、ひと絞り、53キロ、距離延長で一変。
シルブロンは目下2連勝。OP馬の身体に造り上げている途中ではあるが、二走前の東京2400mの上りは33秒6。前走は中山の急坂をブレ少なく駆け上がり、スタミナにも自信がある。3400mは手探りながら、
ウインキートスは2600mを2勝、2500mのGII・
目黒記念を逃げ切った実績の持ち主。
スタッドリーは初のGII挑戦となった
AJCCを、根気よく外から脚を伸ばし、前残りの流れの中で0秒5秒差に迫ってきた。
※平場レースの予想は2月いっぱいで終了させていただきます。