【目に見える進化】
レッドモンレーヴが絶賛確変中。昨年11月の東京・秋色Sは時計差なしの2着に惜敗したが、1分32秒0は
富士Sより速かった。続く
節分Sは中山の急坂を33秒1という、目のさめるような出色の瞬発力を駆使。ダービー卿CTは疲れがたまっていたか。やや馬体の
バランスを崩しスタートで踏ん張りが効かない。スローも加わり、さすがの川田Jも無理はしなかったが、
京王杯SCは心身を微調整。レースの上りをなんと1秒1上回る上り32秒6で、問答無用のオニ脚一閃。重賞路線に力強い楔を打った。
安田記念は初のGI、末脚がどれほど通じるか。あえて大外勝負で慎重に進めたが、ゴール前もうひと踏ん張りして0秒6差の6着なら収穫はあった。秋を迎え腰回りの筋肉量は見るからに大きくなっている。まずはGIIIマイルを制覇、
マイルCSへの
ステップとしたい。
第一本線は
エターナルタイム。昨年の10月、今年の2月の東京マイル戦の時計と記録でだいたいオープンは見えていたが、多摩Sは道中の1分19秒7という走破時計は
京王杯SCより明らかに速く、レース内容そのものも精度が高い。終い1F・11秒0を計測した南Wの調教の動きを見ると、スピード数値を春からまたさらに研磨できている。単穴は
ナミュール。
オークス3着、
秋華賞2着、しかし不器用。肝心なところで不利を被ってばかりで悲しい。しかし、東京に例えれば、春の
東京新聞杯・1分31秒8こそが能力。モレイラJがどう操るのか、興味津々です。惑星は
ジャスティンスカイ。近二走の凡走は不可解。確たる理由が見当たらず、首をひねってしまったが、原因は右回りにあり? 東京マイルの秋色Sの1分32秒0は重賞への起点になりうる。一週前は
ドウデュースと併せ馬を敢行、破格のタイムで互角併入に持ちこんだ。走り時が掴み辛いが、
イルーシヴパンサーも東京は4勝、マイルコースは3勝、1分32秒0という勝ち時計もある。
ソーヴァリアントは、中距離だとどこかで小心がもたげ、能力の半分も出せなくなってしまう。馬具を工夫、マイルの流れなら大きな変化があっていい。