【頭堅い】ガルサブランカはイクイノックスの半弟で前が空いてからは上々の伸びで初戦快勝。ポテンシャル非凡で休養効果でキレも増しており通過点としたい一戦。オーサムストロークは一戦毎に良化し前走を楽勝。先行力魅力でリズムよく運べれば粘り込みも。ニシノコイゴコロも動き上向いており追走スムーズなら侮れない。カフェグランデも素軽さ増しており、ワイワイレジェンドも押さえておきたい。

【血統力】ガルサブランカの血統力と資質は魅力いっぱい。母シャトーブランシュは3歳夏以降、めきめきと力をつけマーメイドS優勝。二番仔ヴァイスメテオール(父キングカメハメハ)はラジオNIKKEI優賞。3番仔イクイノックス(父キタサンブラック)の活躍は御存じの通り。父がキズナに替わり454キロの牝馬が誕生。兄たちとはシルエットが異なるマイラー体型にかわったが、こんな皮膚の薄いキズナの仔は珍しい。四肢の動きは素軽く首使いも滑らか。新馬戦の枠は2番、好位4番手の内、1000mは63秒1の超スロー。

　超人気馬だけにマークもキツく、ぐるりと包囲網を敷かれた。3-4コーナーで一度頭を大きく上げたが、苛立ちは一度でおさまり再び馬なりで直線へ。馬群のバラけかたが遅く、前をカットされたりしたが2F標識手前で前が開いた。手綱をしごくと即座に反応、併せに来た相手を瞬時に置き去り。レースの上がりは11秒2-10秒8-11秒2(3Fは33秒2)、対する自身の上がりは32秒8。最後の1Fは推定10秒8見当の二段加速でフィニッシュ。新馬一戦で、3走ぶんくらいの経験を積んだなぁ。成長を見ながら、まだ攻めた稽古は積ませていないが、1勝クラスは素質で突破。

　対抗はオーサムストロークの完成度の高さ。札幌1500mを3・2着、前回はチカラの逃げに持ち込み1000mを59秒6の平均ペースで通過。3-4コーナーのラップは12秒0、ラスト2Fは再びピッチを上げ11秒3-11秒8(上がり3Fは35秒1)。坂下から二枚腰を使い後続を封じ込めた。438kgという体重以上に大きな走りを見せ、2着には5馬身差、時計は1分34秒7。距離はマイルがマックス、この記録が後を語る上でのベストレースだろう。馬場差を差し引きすると、カフェグランデの1分35秒9も、けっこうレベルが高い。ただ良馬場はどうか。高速決着に後れを取るようだとニシノコイゴコロが代わって浮上。

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【順当】8ガルサブランカは初戦で見せた差し脚が非凡で、ここでも首位争いが必至。7オーサムストロークは条件的に先行粘り込みが狙えるとみて相手筆頭に指名する。6ニシノコイゴコロは休み明けでも瞬発力がいきる展開になるとみて単穴にマーク。1ワイワイレジェンドは芝替わりと距離がカギだが流れ込みに警戒して3連勝式の候補で挙げておく。

【小波乱】ガルサブランカは素質十分。先行力があるオーサムストローク。メイプルタピットは力をつけている。

2歳1勝クラスの芝1600m戦。前走ダートから4頭。これは平均値と前走値トップ◎オーサムストローク。相手探しという感じ。まずはルメール○ガルサブランカ。同距離で80▲カフェグランデと78☆ニシノコイゴコロ。

デビュー戦の鮮やかな差し切り勝ちから8ガルサブランカを推す。高速競馬向きで連勝は可能。○は6ニシノコイゴコロで終い勝負で末脚が生かせれば差はない。