【格上りでも金】オープン特別でも
マテンロウゴールドの着順の色は金。
母ルールブリタニアは3戦1勝で引退、ただし全姉は牝馬クラシック二冠を制覇した
ミッキークイーン。もし無事だったら、母はどんな競争生活を送っていたのだろう。あるいは繁殖として成功するのか。初仔
エピファニーからこの血統を注視していたが、半兄はつい先日オープン特別を快勝。
レイデオロ産駒の弟も7月の新馬を快勝。頑丈なフレームと強い意思を持ち、CWの調教の動きも圧巻。初陣はパドックでは軽い馬っ気を出し、返し馬でもスタート後もモノ見をしながら走っていたが、
バックストレッチでフォームも落ち着き、最終週の荒れ馬場で3Fのレースラップは12秒0-11秒6-12秒2(35秒8)。残り100m、態勢を整えワンプッシュ。どうだといわんばかりにチカラでねじ伏せた。2分5秒3というタイムはお世辞でも褒められたものではないが、中間の追い切りを見ても、並々ならぬ血統力を感じる。コーナー4つの中山10Fは
グッドチョイス、クラシックの展望も合わせて見据えることができる。
強敵は
ドゥレイクパセージ。母はG1、2勝・G3、1勝、亜3歳牝馬チャンピオン。デビュー前の追い切りでは、遅れはしたものの
ダノンベルーガの併走パートナーを務め、厩舎サイドの期待のほども見え隠れ。馬装はクロス鼻革着用、頭を上げたがすぐに先頭に立ち、残り3Fすぎから12秒4にピッチを上げ、続く2Fは11秒4-11秒5(3Fは35秒3)。馬場差1秒近い荒れた洋芝で、直線は外を回し11秒台前半を連発。堀厩舎の新馬戦に跨る時のお約束、ゴール板通過する寸前まで息を抜かせず能力の在処もラップで証明した。三番手は
マイネルブリックス。叩き一変、前走時計は1分47秒2。重賞はともかく2歳秋のオープンなら数値は五分。
ティンクは10Fが似合う、四肢も背中も長い
ダイワメジャー牝馬。
キャントウェイトも連下僅差。