【今の姿を見抜いていた】休養や輸送による極端な馬体の増減などなければ、中心は
バースクライでいい。新馬勝ちはマイル、春4月に阪神マイルを1分32秒9(3着)で走ったこともあるが、かつて背に跨っていた福永師が、しきりに短い距離の方がいい――短距離転向を勧めていた。なるほど6Fは折り合いピタリ、安定感あふれるレース運びでも目下二連勝。近二戦の時計自体も評価できるが、まだ余力は残っており、時計の出やすい中山なら1分7秒半ばに更新可能。
末脚を頼り変に構えすぎるとポカもあるが、
ブッシュガーデンは6月の阪神、9月の中山、そして前走の京都・
醍醐Sを1分7秒半ばで勝ち負け。佐々木Jなら、最後まで甘やかさずしっかり追い切ってくれる。まとめて負かせば
ブーケファロス。昇級緒戦は二桁着順に足踏みしたが、
醍醐Sは0秒4差の3着に浮上。ホーム、戸崎J、56kgなら外一気も十分。
サンティーテソーロは二走前の
セプテンバーSを対抗馬と0秒2差の3着に奮闘。新潟戦は重に加え体重増、中山帰りで一変がある。7月以来になるが
ブルースピリットは乗り込み入念。堅実
エイシンエイト、
クールムーアは単騎で行かせるとしぶとい。