【チョイ荒れ】
エアメテオラの半兄
エアアルマスは、芝ダート兼用の現役8勝馬(
東海S優勝)。他の兄姉
エアファンディタは現役5勝、
エアサージュは現役3勝。ひとつ上の
エアアネモイもポテンシャルは3勝級という素質馬ぞろい。弟もデビュー戦は超Hレベル決着、1分48秒0で走って小差に2着惜敗したが、距離を1600mに短縮。
首や四肢の回転はダイナ
ミック、
パワーとスピードの違いで一気にハナを奪い、ラスト3Fを11秒4-11秒1-11秒5(34秒0)でパンチアウト。数字のみならず、残り2F標識からフットワークが再び大きくなり、最後は2馬身差をつけてゴールへと飛び込んだ。時計も1分34秒0、1勝クラスなら再度見降ろしの逃げでもいい。
ただ、
カルロヴェローチェの才能は互角。祖
母シーイズトウショウは
CBC賞などス
プリント重賞5勝、
桜花賞2着、
高松宮記念3着。父にシ5ル
バーステートを配した本馬は、ムチっと厚い494キロの好馬体。6月の新馬戦は前半1000mは62秒7のスロー。正味400mの瞬発力勝負とはいえ、ラスト2Fの推定ラップは10秒8-11秒3だった。
野路菊Sは呼吸器に問題が発生?──7着凡走に終わったが、二週にわたり坂路3F・36秒台を計測。力通り走れれば逆転の単も有望。
三番手は
アルジーヌ。祖母は海外15勝、
母キャトルフィーユは
クイーンS優勝。母の姉
レディアルバローザは
中山牝馬S連覇。デビューは年明け、サイズは444キロと小振り。しかしパドックでは良血馬らしく振る舞いに品があり、1000mは63秒7の超スローを、勝ち損ねないよう油断なく好位で追走。
内から迫る二着馬を振り切るのに少し手間取ったが、上り3Fは推定11秒6-11秒2-11秒0(33秒8)、きれいな加速ラップを描いていた。
7から9Fの距離で2・3・1着という戦いを残してきた
メテオリートのキャリアも侮れない。
エマヌエーレはイレ込みがカギ。