【叩き合い】前半の導入部分を丁寧に折り合って抜ければ、シホノスペランツァが差し切る。小倉の2600mを楽勝、菊花賞はレースの大勢が決したあととはいえ5着に押し上げてきた。

　海の中道特別は自己条件、しかも良績のある小倉。アッサリもあるかに思えたが、デリケートな部分がまだ残っていたんだなぁ…、なんて。前走はスローを承知で折り合いに専念するしかなく、先行勢にも脚があり外を回したぶん3着に惜敗したが、2勝クラス突破の課題はクリアしつつある。

　本線はハギノピリナとの追い比べ。オークス3着は本馬にとっての金星。本命同様、まだ自分で競馬を作れない弱みを抱えているけれど、5歳ながらまだキャリアは[2-0-2-3]。ここを起点に再出発を期す。

　レース運びは不器用に映るが、リンフレスカンテは当コース[1-3-1-1]と取り口は安定している。スローは必至、ジェンヌの粘り込み、ハーツオブシャカのチョイ差し注。

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【平穏】2走人気を裏切っても、色あせないのが2シホノスペランツァの菊花賞5着という実績。さすがに今回はスッキリと勝ち切って欲しい。8ジェンヌは前走叩いて、今回は気合の入る一戦。スタミナには自信を持っている。6リンフレスカンテは立ち回り次第で馬券圏内に。

【好位差し】かなり先行指向が弱いメンバー構成。この組み合わせならば、06リンフレスカンテは楽にいいポジションにつけられる。久々を叩かれての上積みは十分で、距離短縮もプラスに出そう。条件適性の高さも十分だ。相手は、08ジェンヌと07タイセイコマンドの2頭を上位に評価。少頭数でもあり、ここは◎-○▲の馬連・馬単主体で勝負したい。

【小波乱】シホノスペランツァは地力上位。タイセイコマンドは体力がアップ。ジェンヌは緩急が利いたレースで浮上する。

2勝クラスの芝2400m戦。前走同距離コースで97出ていれば◎シホノスペランツァ。相手に○ジェンヌと長休明け▲ハギノピリナ。一発☆リンフレスカンテ。馬場悪くなれば人気下位でも上位に食い込めるはず。

長丁場は安定感がある2シホノスペランツァが優勢。阪神は勝ち鞍があり好機に仕掛ければチャンス。○は8ジェンヌで久々を使った上積みは十分で差はない。