※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
ヴィクトリアマイルの前哨戦で、16年から1600mに変更された。阪神芝1600mは牝馬クラシックに向けた重要レースがたびたび行われる条件。
桜花賞に対する
チューリップ賞がそうであるように、好メンバーが集まる前哨戦として定着しつつある。
1.先行力が求められる
前哨戦らしいスローペースになり、前残りの競馬になることが多いレース。条件変更以降の7回で、4角3番手以内だった馬は[3-3-1-16]で複勝率30.4%なのに対し、4角5番手以下の馬は[4-4-4-53]で複勝率18.5%。
2.近年は凡走からの巻き返しが多い
以前は前走1着馬が強いという傾向があったが、近年は前走敗れた馬の激走もみられる。昨年は前走オープンで2桁着順だった
メイショウミモザが勝利し、
愛知杯で11着だった
アンドヴァラナウトが2着。一昨年は
愛知杯13着の
ドナウデルタが3着、20年は
有馬記念で15着だった
スカーレットカラーが2着。19年は前走中山牝馬Sで14着だった
ミッキーチャームが4番人気で1着に好走した。
3.穴は距離延長組
過去7回で、前走から距離短縮となる馬は[3-5-2-26]で複勝率27.8%なのに対し、距離延長となる馬は[3-1-2-20]で複勝率23.1%。好走率で見れば距離短縮組に分がある。しかし、複勝率に関しては、距離短縮組が71%なのに対し、距離延長組は205%と後者が断然だ。昨年9番人気1着の
メイショウミモザをはじめ、20年11番人気で3着の
ディメンシオン、19年12番人気で2着の
アマルフィコーストなど距離延長組は変わり身もしばしば。
ディヴィーナは昨年春からリズムに乗れていないが、今年に入ってからは大きく負けておらず復調気配は見せている。元々好位から脚を使えていた馬で、少頭数で先行が叶いそうなここなら変わり身も十分。
ウインシャーロットは阪神のマイルだと、1400mより展開に左右されそう。安定感はあるが、ここも勝ち切るまではどうか。
テンハッピーローズは重賞クラスの能力はある馬。差し馬である点がどうかだけだろう。
サブライムアンセムは前走参考外。1ハロンの距離延長は問題なく、変わり身は十分あるだろう。以下、ここが試金石の
ルージュスティリア、距離短縮プラスの
ピンハイ、前走はコースが合わなかった
ママコチャ。