【風景みやび】テーオーソラネルの逃げ切り風景鮮やか。二走前の中京戦は馬場は稍重、1000m通過は61秒3のスロー。上り4Fから早々にスパートを開始、11秒8-11秒6-11秒4-12秒2(3F)というラップを刻み、後続を0秒5差をつけ悠々ゴールテープを切った。

　昇級の明石特別も、緩ペースの上り勝負とはいえ、上り4Fは11秒5-11秒4-11秒1-11秒5。2着には2馬身半差、3F・34秒0という上りはメンバー中最速。リフレッシュ期間を設けたが、坂路3本、CWで6F追いを3本消化。手綱を握る藤岡康Jも攻め馬で感触を確かめている。

　水分が残る重馬場なら、サジェスの逆転を一考。10Fではなく12Fにマックスの記録をもつ中距離系だが、重は[1-1-1-0]。本命が馬場を苦にするようならG前強襲があるかもしれない。

　その背後からレヴェッツァ。二走前の但馬Sは0秒2差の4着。前走の大阪-ハンブルグCはOPへの格上挑戦、9着は致し方ない。叩き三戦、鳴尾記念出走のヒンドゥアイムと二週渡って稽古相手を努め、状態もピークに迫ろうとしている。

　長期ブランクを経験したが、タイソウはラジオNIKKEI賞4着馬。前走は二走ボケ? …きっと一変がある。渋った馬場ならディナースタの馬力と先行力。アサケレディの差し込み、アウスヴァールを2-3着に配置。

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【上位拮抗】4歳になって体力がしっかり付いてきた1ディナースタ。逃げ馬を前に見る形で、仕掛けるタイミングを見極められる位置で競馬できる分有利。5アウスヴァールはすんなり先手を奪えば、簡単には止まらない。仮に〇が逃げれない場合は、代わりに前に行ける2テーオーソラネルが急浮上。

【逃げ粘る】開幕週の馬場が大きなプラスとなる、05アウスヴァールを本命に推す。けっこう先行指向が強いメンバー構成ではあるのだが、この距離と頭数ならば、そう速い流れにはならないはず。阪神替わりもいい方向に出そうだ。相手は、02テーオーソラネルと03アサケレディの2頭が上位評価組。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負したい。

【小波乱】ディナースタは対応力十分。プライムフェイズは集中力がアップ。レヴェッツァは粘り強い。

3勝クラスの芝2000m戦。ここは3歳勢不在。平均値上位はほぼ90台の僅差メンバー構成となっている。前走同距離コースでの基準は◎テーオーソラネルの98。これが良馬場での数字。ほかにも高数値あるが○アウスヴァールも▲ディナースタも渋った馬場でのもの。一発には同コース102持つ☆レヴェッツァ。

マイペースで行ける公算が強い2テーオーソラネルが優勢。マイペースの逃げに持ち込めれば勝機。対抗は10レヴェッツァで末脚は鋭く好走は必至。