【好循環】3歳馬
ハートループの速力重視。母は4勝、半兄
グランデマーレも4勝、他にも兄姉に1勝の現役馬がいる。デビュー前も今回も調教は控えめ。心身ともにまだビッシリ攻めきれないけれど、この血統は気合とスピードこそが身上。新馬戦はイーガンJも跨ってすぐ性格や特性を把握したか。馬の気に任せ大外枠から一気にハナへ。4コーナー手前で後続を引き離しにかかり、上り3Fは11秒9-11秒5-11秒8(35秒2)でパンチアウト。やや急仕上げもあり終い脚が上がりかけたが、1分35秒9は初陣とすれば合格点。
上積みも期待でき、マイルで勝ったが、距離を7Fに短縮すれば差し馬へと
チェンジも可能だ。取り消し明けになるが、まともなら相手は
マチカゼ。祖母は
ハルーワソング、母の弟
フレールジャックは
ラジオNIKKEI賞優勝。もう一頭の弟
マーティンボロは
中日新聞杯など重賞2勝。近親は
ヴィルシーナ、
シュヴァルグランなど。2021年のセレクトセールで、約1億円の値が付いた。10月の阪神マイルでデビュー、しかし4・2・5着と結果が出せない。7Fダートを走らせたら逆に着順を落としてしまった。急がば回れ。やはり芝のスピード勝負でこそ。推定11秒7-11秒1-10秒9(3Fは33秒7)という上りで1分33秒0。2着に2馬身半差をつけフィニッシュを決めた。
ただ、当日のパドックの気配を確かめるまでは要注意。変に
テンションが高いようなら、替わって7Fに新味を得た
アルファヒディ。
マルクパージュ、
ショウナンラタン、
メイショウイヌワシ以下、連下は大混戦となる。