【予兆あり】
サトノテンペストの勢いは本物。昨年12月の阪神6Fダートを、2から3勝クラスより明らかに速い1分11秒1で駈け、将来のポジションなど予兆は示していたが、小手始めに年明けの2勝クラスを突破。前走の
高瀬川Sは1000m通過59秒2-1200m通過1分11秒8というHペースを好位追走。レースの上りを0秒5上回る余勢残しの脚色で後続をアッサリ1馬身余の差をつけた。6Fの先行馬から7Fの差し馬へと基盤を強化、時計もまだ詰まる。一週前にCWで長め6Fをミッチリ追い、上り3F重点に息の入りを確かめるという調教メニューは従来通り。OP昇級に向け仕上げも青写真通り。
対抗は
レッドゲイル。現級入りし、流れや右回り、除外や出遅れなど重なりもどかしいレースが3戦続いたが、2カ月の調整期間を設け目標を定め乗り込みは万全。ダート戦績はまだ[4-2-1-3]、4歳馬の伸びしろと巻き返しに注目だ。
三番手は
ベルダーイメルの末脚。典型的な追い込み型、他力本願型ではありながら、三走前の
コーラルSは最速の上りで0秒2差。前走の
栗東Sも勝ち馬には離されたものの、2から6着まではコンマ2秒差という着順以上の好内容だった。
メイショウダジンは休み明けの欅S(4着)をひと叩き、体重が増えボリュームが増せば好勝負に持ち込める。
栗東S3着の
メイショウテンスイも小差。ムラはあるが同レース8着の
ディアノイアも前進の余地を残している。