【距離7Fは鉄壁】
メイショウチタンのレース構築の熟練度に注目だ。成績にムラがあるように映るが、左回りは東京7Fの前走パラダイスS2着やパラダイスSなど含め、オープンの2着3回3着2回歴という良績を残してきた。春の
谷川岳Sでは、マイル戦でも二番手追走から味のあるレース捌きで2着以下を0秒2差に封印。前走後の目標もここに設定し、柴田善騎手とのコンビも三戦目。立ち回りの巧さをベテランジョッキーが存分に引き出してくれるだろう。
強敵は3歳馬
マスクオールウィンの決め手とポテンシャル。GIの
桜花賞・
NHKマイルCは二桁着順の惨敗。前回の
しらかばSも、久々と6F短縮の影響か。中途半端な先行策で詰めを甘くしたが、中山マイルのGIII・
フェアリーSでは、1000m通過・58秒9という澱みのない平均ペースを後方待機。中山の急坂をレースの上がりを1秒2も上回る33秒9の末脚を繰り出しクビ差2着に肉薄。早めに北海道シリーズを切り上げ、新コンビとなる木幡巧騎手を背に二週前から南Wで長め6F追いを課しコンタクトをとってきた。斤量は52kg、
ダリア賞3着で当コースも経験済みだ。
割って入れば
グレイイングリーン。昨年11月のオーロCでは前記本命馬に0秒1差先着(2着)、GII・
阪神Cも0秒2差の4着に食い込んだ。本年は3月から始動、マイル戦を二度叩き7Fの安土城Sをクビ差2着に迫った。当コースにも勝ち星があり、オープンでの着外4回のうち3回は0秒3差以内だった。
折り合いと56kgがデリケートだが、
シングザットソングは安土城Sは上がり32秒9の脚を使い0秒1差の3着に追い上げてきた。パラダイスSも着順は7着ながら上がりは最速、馬群を捌き切れば首位も一考の余地あり。
サンライズオネストは7Fは[1-0-2-2]。初コースになるが、左回りと距離に瑕疵はない。
アルーリングウェイは当コース[1-0-2-1]。この一番を待っていた。