07年・GIII
アイビスSDを制した
サンアディユはデビュー13戦目にして初参戦の芝をいきなり攻略。13番人気の低評価を覆し、重賞初制覇を達成した。この快走が象徴するように新潟芝直線1000メートルはダート馬の活躍が顕著。かといえ上質なスピードなしでは押し切れない。その観点からアメリカでダート6-7ハロンG1を3勝した
ドレフォンは“千直巧者”を量産可能な
バックボーンの持ち主といえる。先週終了時点で産駒は同条件で[0-1-0-7]と勝利を挙げていないが…。“鬼”となり得る潜在的な巧者への警戒を怠ってはいけない。
◎
フェズカズマはダート戦歴が24戦2勝。生涯唯一の芝キャリアは9着完敗だったが、デビュー2戦目のGIII
函館2歳Sが対象ならノーカウントできる。中間はハードに乗り込まれ9月19日にウッド6ハロン80.7秒、10月2日に坂路4ハロン51.1秒と好時計を連発。降雨のため通常より時計を要した9日の最終追いも同日の一番時計となる坂路4ハロン52.2秒を馬なりでマークなら脚力は2勝クラスでは断然の
ジャッジが可能となる。そのポテンシャルがストレートに発揮されやすい当舞台ならば久々の先頭ゴールインもあり得る話だ。