【伏兵多し】ランドオブラヴの前走出色。9月期の中山の芝コースは、かつてないほどの高速馬場。あらゆる条件や距離でレコーダなどが頻発したが、本馬の1分6秒8には仰天。坂コースで上がり32秒3には、さらにびっくり。予後の調教の動きやタイムも上々、ハンデは53kg、まずは単複から入りたい。弱点があるとすれば、左回りは新馬戦以来の久々にあるのだろうか。

　コーナーリングにモタつくようなら、タツダイヤモンドがひと脚早く直線浮上。追い込み一手に見えて、新潟6Fの勝ち方は鮮やかだった。割って入ればシロン。7Fや重馬場もこなせるしぶい先行力が武器。

　54kgならプロスペリダードの一発。ツインクルトーズ、エイシンエイト、マイネルレノン以下、連下は手広く丁寧に。

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負！

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

【難解】前走、うまく馬群を捌いたとはいえ強烈な末脚で勝ち切った6ランドオブラヴ。OPでも見劣りしない。7プロスペリダードは休み明けになるが、自分で体を作るタイプ。仕上がり上々なら力は上位。4マイネルレノンは内を上手く立ち回って粘りこみを狙う。

　今夏の北海道シリーズで行われた芝1200メートル・3勝クラスは計3レース(函館=2、札幌=1)。すべて良馬場で1分08秒3-08秒8の決着と大きなブレはなかった。ざっくりと分析すれば「洋芝・3勝クラス」は1分08秒5くらいが標準的なタイムとなろうか。一方、オール野芝で行われた4回中山は初日の2勝クラス・汐留特別が1分06秒8、2日目の3勝クラス・セプテンバーSが1分07秒3の決着と洋芝とは全く異質の高速決着が続出していた。果たして新潟が舞台の当レースと連続性が高いのはどちらか? 良馬場の20-22年が1分08秒6-08秒7、重の昨年が1分09秒4と野芝であっても遅めのレンジで安定していることが見て取れる、ならば北海道シリーズの良績こそが頼るべきデータに違いない。

　◎エイシンエイトはJRA初勝利を地方からの移籍2戦目となった昨年・HTB杯(函館・2勝クラス)で挙げた。当時の走破タイムが1分09秒0(良)。そして今夏はUHB杯(函館)を1分08秒9の走破タイムで3勝クラス2着だから力のいるコンディションを得意としていることがうかがえる。もちろん同じパフォーマンスを新潟で再現できるかが、最大のテーマとなるが…。昨年当レースがハナ差2着ならば“力のいる野芝”も全く問題ない。当時の空模様が怪しいだけに、パワータイプのスプリンターが本領発揮の可能性は非常に高い。

3勝クラスの芝1200m戦。ハンデ戦。斤量の上下差は4キロ。決して平均値上位がハンデ重いという感じでもない。まあそれだけ混戦。レベルとしては同距離で100出るか出ないかというところ。狙うならば新潟初だが前走同距離103から3キロ減となる◎ランドオブラヴ。相手に○シロンと▲ハピネスアゲン。一発☆エイシンエイト。これらが人気さほどなけれな面白いのだが。

自在な脚がある7プロスペリダードを推す。好位で運べれば抜け出しは十分。次位は10タツダイヤモンドで展開に注文はつくが差はない。▲は15サトノグレイトで新潟は得意で巻き返しは十分。