今夏の北海道シリーズで行われた芝1200メートル・3勝クラスは計3レース(函館=2、札幌=1)。すべて良馬場で1分08秒3-08秒8の決着と大きなブレはなかった。ざっくりと分析すれば「洋芝・3勝クラス」は1分08秒5くらいが標準的なタイムとなろうか。一方、オール野芝で行われた4回中山は初日の2勝クラス・
汐留特別が1分06秒8、2日目の3勝クラス・
セプテンバーSが1分07秒3の決着と洋芝とは全く異質の高速決着が続出していた。果たして新潟が舞台の当レースと連続性が高いのはどちらか? 良馬場の20-22年が1分08秒6-08秒7、重の昨年が1分09秒4と野芝であっても遅めのレンジで安定していることが見て取れる、ならば北海道シリーズの良績こそが頼るべきデータに違いない。
◎
エイシンエイトはJRA初勝利を地方からの移籍2戦目となった昨年・HTB杯(函館・2勝クラス)で挙げた。当時の走破タイムが1分09秒0(良)。そして今夏は
UHB杯(函館)を1分08秒9の走破タイムで3勝クラス2着だから力のいるコンディションを得意としていることがうかがえる。もちろん同じパフォーマンスを新潟で再現できるかが、最大のテーマとなるが…。昨年当レースがハナ差2着ならば“力のいる野芝”も全く問題ない。当時の空模様が怪しいだけに、
パワータイプのス
プリンターが本領発揮の可能性は非常に高い。